前回、3種類のオペアンプを使ったミリバルの周波数特性を計測しました。

こんなグラフです。補正ありというのは出力電圧を測る部分が100kΩなので電圧が低めに出てしまうので電圧を1.1倍しているということです。


結論として、使っているブリッジダイオードが性能の妨げになっている可能性が出てきました。
そもそもこのダイオードは家庭用交流電源を整流できる製品です。

今回は小信号用のダイオードと、ショットキーバリアダイオード(以下SBD)の2種類で整流ブリッジを組みました。ミリバルをモジュール化したときに残念なことにブリッジダイオードだけは直接はんだ付けしてしまったので簡単に換装できないのですが、それでも換装目指してサイズだけは同じに作りました。


写真左がROHM社のRB520S-30というSBD、表面実装です。
右がVishay社の1N4148という小信号用ダイオード、リードタイプです。


まずは整流をSBDブリッジにして3種類のオペアンプでの周波数特性

DF02よりSBDの方が少し優秀のようです。高周波になっても電圧が下がりません。


次は、1N4148ブリッジで整流、3種類のオペアンプでの周波数特性


意外なことに10kHzあたりから電圧がわずかですが上がっていきます。しかし上記2つのダイオードよりは1.41Vに近い値を示し続けています。
測定したレンジ300Hz~32000Hzでは小信号用ダイオード1N4148を使ったほうがいいのではないでしょうか。

もっと先の周波数特性を見たいので、今度は矩形波で(LMC555直なら4MHzまで出る)も実験してみたいと思います。


----------------追記----------------
上記実験から、性能が出易いと考えられる1N4148ダイオードと4580DDオペアンプを組み合わせて新たなミリバルを製作しました。
ボルテッジフォロワはやめて、代わりに入力にはルビコンのフィルムコンデンサ0.1μFを使用しました。
正弦波発生器の上限周波数67kHzまでテスタACレンジでは計測不能になるところ、新ミリバルでは10%程度の誤差で収まるようです。