周波数カウンタができて周波数可変正弦波発生器ができたので、いろんなものの周波数特性を測定できる環境が整ってきました^^。

まずは今後もお世話になるであろうミリバルアダプタがどこ(周波数)まで交流の電圧を測れるのか確認しておこうと思いました。参考:”簡単に作った”交流電圧計(ミリバル)の周波数特性

まず交流ですが、2.5Vを中心に±1.95Vの電圧が出ます。周波数は300Hz~32000Hzまで可変です。オペアンプの種類が他にもあったので、ミリバルアダプタとして基板化したもの以外として測定してみました。ただし基板化していないものは1uFコンデンサを前段に入れただけのボルテッジフォロワなしのものです。

モジュールと書いてあるのは前段に交流結合なるボルテッジフォロワー付きの基板上にはんだ付けしたものです。オペアンプはTL074CNを使用しています。


さっそくグラフを



1.ACレンジというのはテスタ(DMM)で直接正弦波を測定したものです。

2.4580DDはオーディオ用のオペアンプらしいです。

3.OP07CPはオフセット入力があるオペアンプです。

4.TL074CNはJFET入力のオペアンプで、モジュールにも使っています。

5.モジュールだけは測定ポイントに110kΩ、他は100kΩが使われています。


1.と5.は周波数1000Hzまでよく一致しています。1.のテスタは500Hzまでの正弦波だと正確に測れるとマニュアルにありますのでその2倍くらいまでは実は測れる余裕があるようです。
2.~4.が少し低めに出ているのは5.と違って100kΩを使用しているためですので、1.1倍の補正をしたのが次のグラフです。



3.のOP07CPが少し落ちるが早いですが、あとはどうも似たり寄ったりでした。
10kHzくらいまでは使えるのではないかと判断しました;;

もっと100kHzくらいまで測れることを期待していたのですがこうなったのはたぶんブリッジダイオードのせいではないかと思い始めました。(←実験するまでノーマークでした)
DF02という整流用ブリッジダイオードなんですが、データシートを見ても、特性図に100Hzくらいまでしか出てきません。
周波数が高くなると回復時間が大事になるはずなのでショットキバリア型を使って再度実験してみようと思います。