はやぶさ2の打ち上げを見るため種子島へ旅行に行きましたが、最終バスに乗り遅れないよう慌てたためか純正のカメラリモコンを紛失してしまいました。

リモコンが無いと星の撮影ができないので新たに買うか、作るか悩みました。
純正のカメラリモコンはいろんなボタンがあるのですが、普通シャッターと2秒後/10秒後シャッターの3つの機能しか使ったことがありません。

買ったらそこそこするのと、作るには電子パーツはすべて揃っているので作ることにしました。
プログラムは以前のものを流用できるので新規に書く必要もありません。

しかしここでふと思いました。

そういえばリモコンって電源スイッチが無いけどどうなってるのだろう?
すべてのボタンが平等でどれを押してもコマンドがカメラに送信されるので、どうやったらそんな回路が実現できるのか、考え込んでしまいました。

考えても早く完成させなければならないので、下記3つのどれかで行くことにしました。

1.何かボタンが押されたら所定の動作完了後、電源が切れる
2.マイコンの電源は入れっぱなしでSLEEPモードにしておく。リセットや割り込みがかかったら所定の動作をして再びSLEEPに入る。
3.ボタンが押されている間だけ動作する。コマンド送信にかかる時間押し続けないとならない。


1.のようなものが作りたくていろいろと調べたのですがいまひとつよくわかりませんでした;;

そこで2.の方式で一度プログラムを書いたのですが、マニュアルを見ると Standby Current = 100 nA という記述を見てしまいました。これは丸1日待機の場合、8.64mA消費することだと判断してやめました。1900mAhあるENELOOPなどなら半年以上放っておいても大丈夫でしょうが、今回はCR1220用ホルダがあったのでそれを使うことにしたため40mAhしかありません。

結局3.の方式になってしまいましたが、以前と違うのは電源ボタンが無いことです。
チャタリング防止回路が必要なのかと悩みましたが、起動した直後ならPOR(パワーオンリセット)が働いて1.2ms程度後にコマンド送信ができるようになることがわかり、特に何も考えないことにしました。(←えぇ~、結局それ~?)

リモコンは小さすぎても操作性がよくありませんから、大きさは 5 x 2 cm 程度、回路パターンは以下のようなシンプルなものにしました。



表も裏も部品4個ずつ、半田付けのあとニッパで切った部品の足先は手で触ると痛いので、いつものエポキシパテで覆いました。



内之浦でもらった日本初の人工衛星「おおすみ」を模した「おおすみくん」ストラップをつけて完成です^^。(工作期間約3日)