これだけシリーズが続く遠征記は今までありませんでした。
惑星、衛星、小惑星、彗星、星雲、恒星、二重星、赤色矮星、散開星団、球状星団、超新星残骸、銀河、銀河団、原始惑星状星雲、と色々なタイプの天体を2晩でこれだけ見たのはかつてありません。
今回で最後になります。

晴天ながらも風がなく夜露に苦しめられた翌朝。
西の方を見ると、バラギ湖とバラギ山。


振り返ると設営を終えたテントとうちの奥。

実は初日はキャンプ場の一番低い場所、翌日は一番高いところに場所を移していました。この向こう側はサッカー場が天然芝11面ある広大なバラギグリーンヒルサッカービレッジ。

テントサイト移動の合間に、前日極軸合わせしたままにしておいた望遠鏡で月を狙いました。

潜入は12時8分くらいから起こる可能性がありましたが、昼間の月齢3.9の月は高度も25度程度で低く、水蒸気に包まれた大気のせいで空は白っぽく、月自体が見えない感じでした。
出現は13時30分あたりの予想で、月の高度は37度、濃い青空に肉眼でもすぐわかるコントラストでした。

潜入間近。撮った画像。
どんなに画像のレベル調整をしても見えてきませんでした;;


出現。
撮った画像。ISO200、1/2000秒。


レベル調整とトーンカーブ調整とコントラスト調整を激しくかけます。


月縁等倍。何やら楕円形の物体が写ってます。
13:31:42


13:32:04


13:33:18


13:34:56


最初の写真の1分前くらいが第4接触だった可能性が高いです。残念ながらこれら紹介した写真ほどはっきりしません(月縁が揺らいでノイズと区別がつかない)。
これらの写真の途中にも何枚も撮影していますが、はっきりしないものは省きました。

カメラの時刻は直前に時報で一応合わせてありますので誤差は1秒以内だと思います。


やがて陽が沈み、月も西の山に近づきます。
月の右下には土星。この位置なら昼間に食があったのが納得。
月の左に横たわるさそり座。赤い心臓が2つあるように見えるのは火星のせい。


19時20分の南の空。この時刻でこんなにきれいな天の川


雲ひとつ無い夜空、23時ごろカメラをポラリエに載せ換えて一巡り。南東を見ると

真ん中にフォーマルハウトのみなみのうお座、左下がアンカアのほうおう座、下がつる座、右がやぎ座、右下がけんびきょう座、上がみずがめ座


左にパンすると

右下にちょうこくしつ座、真ん中にくじら座、上にうお座、下にエリダヌス座の一部が見えます。


さらに左向いて、東北東方向

すばるのおうし座、カペラのぎょしゃ座、真ん中上はペルセウス座


ペルセウス座から左上に向けると

カシオペア座、中央はアンドロメダ座、その右にさんかく座、さらに右がおひつじ座
カシオペアとペルセウスの間にはh-χ二重星団。アンドロメダ銀河とM33も見えます。


その高さでぐるっと北西まで向けると

右にケフェウス座、右下がりゅう座、真ん中がはくちょう座、下がこと座、はくちょう座の左にこぎつね座、さらに左にや座、や座の上にいるか座、真ん中上がとかげ座

よく朝は、バラギ湖の周りを少し散策して帰路についたのでした。

チェックアウトのときに受付のお姉さんが言うには、湖のほとりで星景写真を狙うのだそうです。
夜空の星と湖に映った星とで美しい写真になるのは間違いありません。
実際当夜22時頃狙ったのが強風であきらめたそうです。0時過ぎたら無風だったのですけどね。

これにて、カンパーニャ嬬恋キャンプ場おしまいです。
長い間おつきあいありがとうございました。



あ、クイズの答え、忘れるところでした。

Collinder69という散開星団は、この星座の頭部分、恒星はMeissa(メイサ)でした。こんな名前の女優さんがいたような(名前しか知りません^^;)。