前半からの続きです。

さそり座のアンタレスが林の中から見え始めて、R200SSの設置場所を移動します。
林に囲まれているせいで、極軸合わせに必須の北極星とアンタレス両方見える場所を見つけるのに手間取ります。たまたま砂利を敷いた堅い道路上になったので頻繁な極軸合わせからは開放されました。

カメラの電池も寒さのせいか30%以上の残量が突如0%になり起動しなくなります。
後半に備えてフル充電の電池に換装します。

アンタレスの赤緯は-26度なのでさらに右4度まで見える場所に構えるといて座を捕らえることができるようになります。

いて座にあって撮影したことがないメシエ天体は、M6/7/54/55/69/70/75の7つ。
M55が3時半ごろに最後に見えるようになってくるはずで、残された時間はあまりありません。
しかし、昇ってくるまでは何もできないのも事実。1時43分に最初のM6をゲットしました。
すでに捕獲済みのメシエ天体も次が見えてくるまでの時間を使って再撮影してみました。

では、後半一気にどうぞ。赤字は新規ゲット。

いて座-M6-散開星団、バタフライクラスタ、蝶々星団 : 点線を結ぶと蝶々に見える


いて座-M7-散開星団 : 大きく見ごたえのある星団。低空でなければかなり目立つはず


いて座-NGC6624-球状星団 : なんとなく視界に入ったので撮影


いて座-M69-球状星団 : 小さくてパッとしない


いて座-M70-球状星団 : これも小さい


いて座-M20-三裂星雲 : よい場所で撮ると感動。いままでのは何だったの。


いて座-M21-散開星団 : M20と同時に撮影したので少しコマ収差が出てます


いて座-M8-干潟星雲 : 初めて潟の形が撮影できた!


いて座-M17-オメガ星雲 : NEX5でもなんとか星雲の形が捉えられた


いて座-M24-スタークラウド : 長方形の領域に微光星がぎっしり。その中の特に密集した部分がM24




いて座-M54-球状星団 : 小さいが明るい球状星団。遠いせいなのか恒星状にも見える


いて座-M55-球状星団 : 発見に30分近くかかった一番手ごわかった球状星団。周りにめぼしい星がなかったのと4時過ぎて低空で明るい空だったせいかも知れない。


いて座-M75-球状星団 : M55発見に難儀してる間にわりと高いところまで昇っていて見つけるのはたやすかった。明るいが小さくて球状星団っぽくない。


みずがめ座-M72-球状星団 : 4:25撮影で青空の中に溶け込む直前


みずがめ座-M73-星群 : 4:27撮影、完全に青空の中で偶然に写真の隅に入っていた。


いて座コンプリート達成!遠征の目的も達成です。
残りメシエ天体は、M30(やぎ座)/M62(へびつかい座)/M74(うお座)のあと3つ
太陽がM74と5度くらいしか離れてないのでM74は3ヶ月くらい経たないと無理ですが、大きな進捗、メシエマラソンも大詰めとなってきました^^。