なんとか簡易プログラムを作り上げたのですが、問題が見えてきました。

ロジックはシンプルにしたので処理速度もそこそこでます。

画像から3つの座標を拾う。
  ↓
球面三角法の余弦定理を使って3点間のそれぞれの離角を計算する。
  ↓
あらかじめ作成したヒッパルコス星表(星の数は約12万)にある2星間の離角表を参照して適合する三角形を発見する。12万x12万÷2だと大きすぎるので離角1度未満の2星のみ抽出ソート。

2星間離角表の作成は15分以上かかるのであらかじめ作成して用意しておけば実行時間の短縮につながる。座標を入力してからほぼ30秒未満で結果が出る(2GHzのPC)。

そして計算で発見できる例とできない例がわかってきた。

うまくいく例

計算結果:HIP46621-HIP46804-HIP46882 (計算時間15秒)


追記:面白い例
右下のHIP46828を選択した場合は南天にあるHIP85206を含むほぼ合同の三角形が結果に出てきたりもします。
計算結果:
HIP46621-HIP46804-HIP46828
HIP84721-HIP84860-HIP85206



失敗する(見つけられない)例


すぐに見て気付いたかもしれませんが、8等星クラスの星がヒッパルコス星表からもれています。数字のみで示されている星がそれです。ステラリウムでは描画されているのにです。NGC2903が中央にある上の写真では8.8等級の星を選択しないようにすればピンポイントで写真から方向がわかります。

ところがレグルスの場合、レグルスを中心にした縦約1度横1.5度の視界に8等級の星があるもののレグルス(HIP49669)以外ヒッパルコス星表に載っていません;;
なのでこの写真がレグルスと判明したのは明るいから私が気付いただけです;;

このままではヒッパルコスから漏れている8~9等級の星をリストに入れないと私の直焦点画像の判別に利用できません。SAO星表とのマージなんて気が遠くなります(微妙に位置が違ったとき連星なのか同一の星なのか判定しなくてはいけない)。うーむ困った。