1月12日夜から翌朝にかけて撮影したメシエ天体、その2。残りの15個

この辺にある主に銀河を狙った↓


すべてR200SS、NEX-5、直焦点、LPS-P2、30秒x数枚コンポジット、レベル調整、ピクセル等倍、400x400ピクセルに収まらないとき600x600のサイズ。

M98、かみのけ座にある横向き(エッジオン)に見える銀河。10.1等級。メシエの弟子メシャンによる発見。



M99、かみのけ座にある正面向き(フェイスオン)銀河。9.8等級。これもメシャンの発見。うずまき模様がわかる。



M100、かみのけ座にあるフェイスオン銀河。9.4等級。メシャン発見。おとめ座銀河団に属していてM99とは渦巻きが逆方向。


M85、かみのけ座にあるレンズ状銀河。9.2等級。近くにNGC4394銀河もある。メシャン発見。これもおとめ座銀河団に属する。



M84、おとめ座にあるレンズ状銀河。9.3等級。この領域からM88までの領域は銀河がひしめきあっていてマルカリアンチェーン(マルカリアンの銀河鎖)と呼ばれる。
この付近が入るように縮小した画像↓1/2に縮小


M86、おとめ座にあるレンズ状銀河。9.2等級。メシエ天体の中で最も大きな青方偏移を示す天体。つまりメシエ天体中で最も高速でわれわれに向かってきている銀河。



M87、おとめ座にある巨大な楕円銀河。8.6等級。強い電波を放射しており、中心には太陽の30億倍!の質量の巨大ブラックホールがあることがわかってきた。周りには1000個以上の球状星団も従えているらしい。本来のウルトラマンの故郷としてふさわしい巨大銀河。



M88、かみのけ座にある渦巻き銀河。9.5等級。これもおとめ座銀河団に属する。



M89とM90は、M91を撮ってその後もたついている間に上空に逃げられた。
M91、メシエ天体としは欠番にされることもある。メシエが観測したらしいが実際どれを見てM91としたか同定されていない。NGC4548説を選択するば、かみのけ座にある棒渦巻き銀河。10.2等級。



M58、おとめ座にある棒渦巻き銀河。9.8等級。


M59、おとめ座の楕円銀河。9.8等級。一般に楕円銀河はたくさんの銀河が合体して巨大化した最終的な銀河。おとめ座には多い。




M60、おとめ座の楕円銀河。8.8等級。NGC4647に近づいて撹乱を起こしているとしてアープ116番もつけられている。



M3、りょうけん座の球状星団。6.4等級。約50万の恒星からなる。肉眼で見えるとする人もあるそう。眼のいい人は挑戦してみては?



M13、ヘルクレス座の大球状星団。北半球最大の球状星団。6.4等級だが広がりが大きく、肉眼でも見える。



M92、ヘルクレス座の球状星団。6.5等級。明るく密集した球状星団。



9等級や10等級の銀河はかすかなにじみ程度にしか写ってくれないので、主にDeepSkyStackerを使用。球状星団などは6等級くらいで銀河に比べれば明るいので(天の川銀河所属で近いので)ステライメージを使用した。

メシエ天体もコンプリート率50%を超えてきた^^/