これも日本からは決して見ることができない4つ星座のうちのひとつ。
これはラカイユが1763年に自著の本に掲載したのが始まり。

八分儀とは:
天体の高度や離角を測るために用いられた分度器の45度バージョンのような機械。
平面鏡2枚を使って45度(=360度の8分の1)可動で90度まで測れる。高度を測るには90度までで十分。
映画「天地明察」では大きな象限儀(四分儀ともいう)で北極星の高度を測るシーンがあった。

ホテルベランダから撮影した時刻、ちょうど横になっていてかなり大きいことがわかる。
街明かりが明るくて元画像はこんな感じ。


大きいので縦構図になるよう左90度回転させたもの。惜しいことに天の南極までカバーしきれず。
ISO800,6秒、レベル調整、スターエンハンス、1/3に縮小


はちぶんぎ座は天の南極にもっとも近い星を持っていて極軸望遠鏡に印刷されている。
暗くて見つけにくいので天の南極を見つけるには南十字星の縦を4.5倍伸ばしてあたりをつけてからになる。ポラリエととも持っていった極軸望遠鏡をのぞいてみるとこんな感じ。