8月14日未明(2:45~3:30)
月に金星が隠される金星食という珍しい天文現象。
次に起こるのは51年後。

北海道を除き、日本全国くもりときどき雨の予報の中、とりあえずベランダに望遠鏡を設置。
まったく星が見えない曇り空をじーと待つ。

そして金星が月に潜入する2時45分。
まったく見えない・・・
分厚い雲が空を覆い、月の位置すらわからない。

しかたなく金星の出現時刻の3時30分に狙いをつける。

すると・・・

3時21分頃、わずかに雲に明るい部分を発見。
2秒の露出でやっと月を発見!
望遠鏡を月にロックオン、自動追尾開始。


金星はかなり明るいのでこのまま行けば撮れるかもと期待を膨らませる。
が、しかし・・・
3:25分ベランダにかけた手に水しぶきを感じる。
とうとう雨が降ってきてしまった


3:30前後30秒でいいから雲よ切れてくれーと祈る。
なんと祈りが通じたのか、3:30:20~3:32:20の2分間だけ、雲が金星が見える程度まで薄くなってくれた 奇跡!


すでに4/5ほど出現し終わった金星。時刻3:30:21、露出2秒。


部分を切り出したもの。


完全に金星が姿を現した3:30:51。



その後は黒い雨雲が空を覆い雨のまま夜が明けた。
本当に一瞬のチャンスしかなかったが撮れて満足の金星食。