【結果】アイスリボン9・28蕨 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】アイスリボン9・28蕨

『アイスリボン327』
◆9月28日(水)埼玉・イサミレッスル武闘館(19:30)
観衆61人
 
▽オープニング
 
 仙女のDASH・チサコ&仙台幸子が奪取したインターナショナルリボンタッグ王座の次期挑戦者は、豊田真奈美の指令により“ドロップキッカーズ”藤本つかさ&つくし組に決まっているが、挑戦者の2人が揃った大会(10月2日)にタイトルマッチの日程が発表される。前日の記者会見で仙女FLASHトーナメントの抽選に参加したさくらは、今後の大会を通じてアイスリボン代表の5選手を選抜していくと明かした。アイスリボン勢は1回戦でセンダイガールズと対戦することが決まっている。
 
▼10分1本勝負
 成宮真希(6分1秒/六方落とし→エビ固め)帯広さやか
 
 9・24横浜のペンタゴンリボン(5WAYマッチ)でオーバー・ザ・トップロープ負けを喫したさくらは「体中が痛いので」と今大会はレフェリーに専念。さらに「全身骨折の疑いがある気がします…」。オープニングマッチはシングル初対決の帯広vs成宮。帯広が逆水平、成宮がケサ斬りのチョップ対決の様相を呈した試合は、帯広の意味不明な丸め込みをしのいだ成宮が立った状態の相手に浴びせる変形ダイビングレッグドロップで3カウントを奪った。試合後、帯広は「米山革命(帯広)」には時間がないと力説。「修行の準備をしてきます」と言い残し、リングを下りた。
 
▼15分1本勝負
 ○藤本つかさ&長野ドラミ(6分7秒/ミサイルキック→片エビ固め)●川佐ナナ&ラビット美兎
 
 JWPの新人、川佐&ラビットが揃ってアイスリボンに初参戦。デビュー2年未満の選手によって争われるJWPのブルースターカップにエントリーされている同期のドラミは「自分のほうが2カ月デビューが早い。たかが2カ月、されど2カ月。2カ月の差を見せつけてやります!」と必勝を宣言。試合はJWP勢が初の他団体で生き生きしたファイトを見せる。ドラミもいつも以上の元気のよさで対抗。藤本も乗せられスピーディーな展開となり、試合が終わってもドラミとラビットが激しくやりあっていた。
 
 ラビット「初めて上がらせていただいたのが嬉しくて、テンションMAXです!」
 川佐「負けてしまったんですが、ブルースターカップでは長野ドラミをボコボコにします」
 さくら「(ドラミを)ボコボコにして! デビューが2カ月早いとか言ってたけど、ホントはもっと早くデビューするはずが逃げてたんだから!」
 ドラミ「これが2カ月の差です! この2人(川佐&ラビット)から(ブルースターカップで)フォールをとります!」
 藤本「JWPの新人さんと全員当たったことになりました。すごいおもしろかった。ラビットさん、シングルやろうよ!」
 さくら「ブルースターカップの裏でアイスカップとかやれば?」
 
▼トライアングルリボン15分1本勝負
 米山香織(5分45秒/回転足折り固め)宮城もち
※もう1人はリボン高梨
 
 トライアングル戦が多く組まれてきたものの、いまだこの形式では勝ち星のない高梨。レフェリーのさくらも巻き込み何とか白星を得ようとするが、もちの腹に顔面をのめり込まされて悶絶。最後は米山がもちを回転足折り固め。ここから高梨がジャックナイフに持ち込み3カウントをいただこうとするも、体が離れてしまい、ピンフォールを奪ったのはホールドをこらえた米山だった。
 
 高梨「今日も“その他のひとり”。歓声はもちにもっていかれるし、結果も米山さんにもっていかれました。それでも自分にはチャンスがほしいんです。トライアングルのベルトがほしいです!」
 さくらは新田猫子vsリボン高梨のシングルマッチを提示。この試合で結果を出せば、高梨のトライアングルリボン挑戦が考慮される。
 もち「横浜でタッグのベルトを取れませんでした。ドロップキッカーズ、次のタイトルマッチで(十文字姉妹に)負けてきてください。団体愛で取り返すのもいいですけど、私はハム子さんと取りたいです。ウチらが取り戻しにいきます」
 
▼20分1本勝負
 志田光(11分14秒/スリーカウント→片エビ固め)星ハム子
 
 10月1日にICE×60王座に挑戦する志田がチャンピオンのみなみ飛香よりも体重が重いハム子とシングル戦。ハム子のシングルでのメインは9カ月半ぶりとなる。ハム子の肉弾攻撃に苦戦した志田だが、最後は後方、前方からのスリーカウント(ランニングニー)を連続でぶち込み勝利。土曜日のタイトルマッチに弾みをつけた。志田、飛香とも英国遠征が決まっており、勝ったほうがICE×60王者としてEVEのリングに上がることになる。
 
 志田「イギリスでのカード(10・8=夜)がひとつ発表されました。身長183センチ、体重76キロのアルファ・フィーメル。60キロ以下のベルトをもった自分と、超デカイ相手。ベルトをもった志田が仙女のFLASHトーナメントにリベンジに行く。ICE×60のベルト、必ずとります!」