友人に感謝

 

 

毛玉は小学生6年の頃に友人に借りて読んだ。

 

毛玉の記憶が確かであれば、

 

最初の方にパン屋か何か街角のシーンがあったと記憶している。



オレンジ色の花束が描かれたハードカバーで、

 

「アルジャーノン」が何なのか、どういった話なのか一切知らずに

 

どういう経緯だったか忘れたが、

 

友人の家に遊びに行き、友人の部屋においてあった本を借りて読んだ。



当時の毛玉にとって、両手で手の届く範囲が自分の世界の全てだったので、

 

読み進めながら驚き、心が震え、悲しい気持ち、ストーリーの展開、

 

その時の登場人物の反応全てが驚きの連続だった。



カズオイシグロ氏 著作の「わたしを離さないで」のドラマをTVでみた時の

 

感覚に似ている気がする。



「アルジャーノンに花束を」を読了後、

 

毛玉は塾近くの本屋で「ビリーミリガンと23の棺」も見つけ購入して読んだ。


タイトルを失念したが、

 

ナルコプレシーをテーマにしたおそらく「眠り姫」も読んだ。



睡眠障害というものがあることも、その本から初めて知った。



ダニエルキイスの著書について友人と話したりするようなことは一度もなかったが、

それから、約10年経った頃、


知人との食事会で知り合った方(以下、黒ひげさん)が、

 

多重人格の妹さんがいて、家族でケアに苦慮していると話してくださった。



黒ひげさんは大学卒業後に仕事で上京し、ご家族は九州にいらっしゃるとのこと。



当時、「多重人格」という単語を巷で見かけることもなく、

 

黒ひげさんも、

  「しばらく前ですが、

 

   多重人格の登場人物について書かれた小説

 

   (ノンフィクションだったか…?)を読んだことがあります。」

 

 

  「人格の統合について、その作業にはとても時間がかかり、

 

   大変な作業だと、その様子も細かく書いてあったと記憶しています。」



   と返事をした毛玉に大層驚いていた。