ブルーもしくはブルー/山本文緒
私が山本文緒さんの作品を
読むようになった
きっかけの本
久しぶりの再読
多分実家に本があるので
取りに行こうと思っていたけど
なかなか行けなくて
本屋で買っちゃった
昔読んだときと
表記が変わっているらしい
何が変わったんだろう
気になる
佐々木蒼子(蒼子A)
と
河見蒼子(蒼子B)
もし 今の時代だと
2人はもっと気軽に
連絡も取り合えて
東京と福岡で
距離があっても
やり取りをできてしまうから
蒼子Bの
静かなヤケのような
強引な東京生活を
送るのは難しかったかも
ラストの手紙が好き
それまで山本文緒さんは
知っていたけど
多分 少し読んだこともあったけど
この作品を読んでから
イッキに
買い集めた
その結果 古い作品
少女小説(という感じのが昔あったの)
っぽいのも
文庫で買ってたな
山本文緒さんの本領は
日常生活の中での
ゾワッとする人を描く感じや
ちょっと目を背けたくなるような
肉親や家族との関係の深堀り
だと思っているけど
これは 不思議な要素が強くて
読後感も 不思議
でも お話の終わりが
めでたしめでたし
にならないところは
やっぱり
山本文緒さんらしい
まだ蒼子たちの生活は
これからも続くし
問題は 片付いてない
そうだよね
そんなに単純じゃないよね
って思いながら
最後に本を閉じる感じ
やっぱり好き