※一部書き直しました
おはよーございます
えくれあです
あっという間に 4月も下旬ですね
なのに 突然冷たい空気がきたり
調節が難しい…
JUMPくんたちの
妄想小説です(;^_^A
イタい自覚は
まあまあ あります…
好まれない方は
この先は進まないで下さいm(__)m
さてさて
読み進めてくださって
どうもありがとうございます♡
今までに
JUMPメンバーのお名前を借りて
ベーカリーのお話を書いてます
ちょっと変ですが
全部 同じ主人公のお話です
もしイメージと全然違っても
ナマあたたかーく
見過ごしていただけたら
嬉しいです(o^^o)
※こちらは 以前書いた
★ソフトクリーム
★ミルクティー
の後くらいのお話です
スペシャルいちごペストリー
~山田涼介

『 休憩?』
事務所に入ると
座っていた涼介くんに
声をかけられた
『 うん 涼介くんはこれからバイト? 』
『 そー 休校で帰ってきちゃって
早く着いちゃった 』
事務所のテーブルに グデーっと
上半身を伸ばしながら
顔だけこっち
上目遣いにしてる
その顔は ダメだってば
『 鈴香 何か買いにいくの? 』
『 うん 今 迷ってる… 新作パンか…』
最近 春の新作パンを出したから
食べたいなーと思ってたけど
『 この前のいちごのソフトクリーム
まだやってるよね… 』
あれも もう1回
食べておきたいしなー
『 オレあのあと もう2回食べた! 』
『 いいなー 私 あのときだけ
お兄ちゃんが一緒に
食べに行こうって
張り切ってるけど … 』
けーとくんとは まだ結局
食べに行ってない
お店の前を通ると いつもひかれるけど
何か 楽しみにしてる
けーとくん 思い出すと
食べにくくて
それに ソフトクリームに
ひとりで かぶりつくのは
結構 勇気がいる
『 早く食べないと終わっちゃうよ? 』
『 だよねー うーん… 』
『 じゃあさ 鈴香 ソフトクリーム
買ってきて
んで 半分こしようよ 』
半分こ??
『 オレ パン選んどくから 』
にっこり涼介くんに笑われたら
なんか うん としか言えなくて
言われるがまま ソフトクリームを
買いに出た
駅前すぐのコンビニだから
いいやーと
エプロンや名札は着けたまま
コンビニに入って
まっすぐ レジへ
店員さんに注文しようとして…
口を開けたまま フリーズ
え?半分こって 半分こ?
ってことは 買うのは1つ だよね
どうやって 半分こ?
パクっと食べるの?順番に?
いや ムリムリ!
あ スプーンで順番に取るの?
えーっと あーっと
何も話さない私に
不思議そうな 店員さん
ぱっと 後ろを向くと
サラリーマンさんがお茶を持って
レジを待っていた
どうぞどうぞと レジをどいて
先に入ってもらう
少し後ずさりしつつ 横にずれて
ソフトクリームのメニューを
もう一度見てみる
お目当てのいちごソフトを
メニューで見つけて
うーん…
ちょうど会計が終わった
サラリーマンさんの次に
レジの前に立つ
『 いちごソフト 1つください
あの コーンじゃなくて
カップで
あと スプーン2本ください 』
ソフトクリームなのに
コーン食べられないのは
すっごく損した気分だけど
半分こするなら これしかない…
よね??
ソフトクリームが溶けないように
大急ぎでお店に 戻る
事務所に入ると
『 おー タイミングぴったり! 』
休憩用のデスクに
イートイン用のお皿が2枚
そこに乗ったパンが…
『 いちごペストリーだ!』
四角いサクフワのペストリー
クリームがしいてある上に
いちごのコンフィチュールが乗っている
新作で イチバン食べたかったパン
『 早く早く!!
ソフトクリーム出して 』
涼介くんに急かされて
慌てて 袋ごと渡すと
いきなり ソフトクリームの上の
クルンとしてるところを
スプーンで器用に
ペストリーに乗せる
と
パンに触れたところから
すこーし 溶け出した ソフトクリーム
『 早く食べよう 』
『 え?あ うん いただきまーす 』
よくわからず 勧められるまま
フォークとナイフとスプーンで
いちごソフトの乗った
いちごペストリーを 食べ始めた
『 !!
なにこれ!おいしー!! 』
ペストリーは 温められていて
サクサク感がある生地に
いちごがゴロンゴロンしている
コンフィチュールと
溶け出した 甘いソフトクリーム
夢中で食べていて
せっかく涼介くんが
一緒に置いてくれていた
コーヒーに手をつけるの
すっかり忘れてた
『 おいしかったーごちそうさま 』
ごちそうさまをしてから
ようやく コーヒーを飲み始める
『 鈴香 ガッツキすぎ 』
『 え?だって おいしかったんだもん
すごいねー あれ
いちごペストリーをあっためて
くれてたんだよね? 』
『 そう カリっと感出すために
でも焦げないように
コンフィチュールの食感も
変えないようにあっためた! 』
『 すごいすごい!プロ! 』
ちょっと ドヤ顔してたのに
誉めると 平静を装うように
クチモトを きゅっとしてる
『 このパン 薮店長考案なんだよね 』
『 うん 薮店長が甘いパン
考えるの 珍しいんだよ
いつも 八乙女店長が案を
出してたから 』
『 そうなんだ!
私 このクリーム好きだー 』
ありがちな
カスタードクリーム×いちご
ではなく
クリームチーズに
カスタードを混ぜて
少し 酸味のある
ヨーグルトの風味を足している
クリームがとってもおいしい
コンフィチュールとの相性も
バッチリだし
今 涼介くんが作ってくれた
ソフトクリーム乗せとも
120点な組み合わせだった
『 いちごペストリーだけでも
食べてみるの すごーく
楽しみだったけど
コレはもー
スペシャルいちごペストリーだね 』
にっこり 満足げに頷く 涼介くん
『 おいしかったなー♪
涼介くん また 作って!! 』
『 はー?次はオマエ作れよ 』
『 えー!だって 絶対に
涼介くん 作ったほうが
おいしいし 』
まーね と またドヤ顔してるし
大満足でコーヒーを飲んでいると
『 もう1つ 選んどいたんだ 』
と テイクアウト用にしてある
袋を出す
こっちは 袋入り??
『 鈴香 どのくらい食べたいか
わからなかったから
一応 袋に入れた 』
『 ありがとう 』
袋の折り目を開くと
『 オールドファッションだ! 』
『 それ好きでしょ よく食べてるよね 』
『 うん このベーカリーでも
何気に人気だから 日によっては
夕方バイトに来るまでに
売り切れちゃうんだよね
だから バイトに来てまだあると
やったーラッキー!って感じで
つい買っちゃう 』
『 コレでさっきの
ソフトクリーム乗せしても 』
『『 絶対おいしい!! 』』
うわー 甘そうだけど
絶対においしそう!
『 食べてみる? 』
うんうん!!と頷く
『 食べるかもと思って
さっきのソフトクリーム
取ってあるから 』
と 事務所に置いてある
冷蔵庫の冷凍室から
さっきのカップを出す
食べるのに夢中で
残していたソフトクリームを
閉まってくれていたのにも
全く気がつかなかった
お皿と
オールドファッションを持って
事務所を出ていく ので
取り敢えず ついて行く
『 店長 ちょっとだけ借りまーす 』
オーブンの前で 涼介くんが
薮店長に 声をかける
『 おー また? 』
チラッと オールドファッションを見て
涼介くんを見て
『 涼介のコレが始まると
結構 色んなバリエーション
付き合わされるからね
鈴香 しっかり食べるんだよ 』
『 もーコレで終わります! 』
今日は! だろ? と薮店長が笑う
『 店長!
いちごペストリーのクリーム!
すっごくおいしかったです!! 』
『 あれね!
オレの今回のイチオシだから 』
そーこーしてるうちに
涼介くんが程よく温めた
オールドファッションをお皿に乗せて
事務所に戻ると
さっきのいちごソフトを
盛り付ける
『 あ ちょっと!
ちょっとだけ待ってて 』
パタパタと出ていって
すぐに戻ってきた
『 カフェのところの
メープルもらって かけてみた 』
甘そー!おいしそー!
表面カリカリ気味の
オールドファッションに
ナイフを入れて
メープルがかかった いちごソフトを
ちょん と乗っけて
『 いただきまーす 』
口の中に
ほわほわと 幸せの味が
広がった



しょーもない妄想コバナシ
読んでいただいて
どうもありがとうございました
えくれあ