※一部書きかえました
JUMPくんたちの
妄想小説です(;^_^A
イタい自覚は
まあまあ あります…
好まれない方は
この先は進まないで下さいm(__)m
さてさて
読み進めてくださって
どうもありがとうございます♡
今までに
大ちゃんとゆーやくんのお話を
書かせてもらいました
今回 涼介くんです
もし 以前のゆーやくんのお話
読んでくださって
チラッとでも覚えてくれていたら
同じベーカリー出てきます
お名前もらってる方たちの
イメージと全然違っても
ナマあたたかーく
見過ごしていただけたら
嬉しいです…
チョコレート~山田涼介

『 髪 切ったんだね 』
すれ違いざまに
肩くらいになった髪の先のカールを
つん とされた
そのときは
うん としか話せなかったけど…
いつもは週に4回くらい入っている
ベーカリーのバイトも
学校の試験が終わるまで
お休みしていた
だから今日は
久し振りのバイトな木曜日
涼介くんが
髪を切ったことに
気がついてくれたのが
嬉しくて ちょっと恥ずかしくて
でもやっぱり 嬉しくて
お客さまへの
『 いらっしゃいませー 』や
『 ありがとうございましたー 』も
いつもより にこやかに
言えちゃってた気がする
『 お疲れさまでーす 』
事務所に戻って
お店の連絡事項が日々書いてある
ファイルを確認していたら
着替えるのが一番最後になった
そこに
『 あ おつかれー 』
涼介くん仕事を上がってきた
『 お疲れさまー 』
『 ユニフォームのキャップ取ると
髪を切ったの目立つね 』
『 うん だって結構切ったんだよ
15センチくらいかな? 』
ロングだった長さから
今は肩より少し長いかな?くらいだから
自分としては かなり切った つもり
店長には バイト入る前に最初に
『 おー 鈴香 髪 切ったねー 』
とニコニコしながら
頭をポンポンポンとされた
『 でもまだ涼介くんが2人目だよ
お店で私が髪を切ったコトに
気がついてくれたの 』
ん?って顔して
少し一時停止する涼介くん
ん?で返してみた
一瞬 見つめ合っての
沈黙…
『 いやー それはナイっしょー
みんな気がついてても
言わないだけだよ 』
根負けしたように 涼介くんが話し始めた
『 なんで?…不評?この髪が 』
『 あー そうじゃなくてさ
ほらー… 』
うーん…とまたちょっと黙り込む
なんで?なんで?
『 …雄也さん
バイト卒業しちゃって
しかも仙台じゃん
鈴香 落ち込んでるかもって
みんな 思ってるんだよ 』
思いも寄らないことを言われて
顔に熱が上がっていくのが
体感で分かる
『 あの あー
えっとー…うーんと
…バレてたの? 』
見てればわかるってと笑われた
高木さんは 3月で
大学とバイトを卒業して
このベーカリーの社員さんになった
就職活動のタイミングでも
ずいぶん迷って
薮店長や 滝沢オーナーとも
何度も何度も面談したらしい
この春からは正式に社員として
八乙女副店長~今はもう店長だ!~
が任された
仙台店でお仕事を始めた
私が初めてここでお仕事した日
先輩バイトの高木さんが
色々教えてくれた
最初は無口なのかな?
取っつきにくいタイプかな?
なんて印象だったけど
全然そんなことなくて
それからも 仕事で一緒になると
フォローしてくれたり
ちょこっとずつ 休憩でお話したり
バイトの後 みんなで遊びに行ったり
ご飯 食べに行ったり
そういうのが 本当に嬉しくて
だってね 普通にしてると
オトナっぽくて
カッコいいなーって見えるのに
ボーリング行ったときとか
任せて!自信あるよ宣言からの
まさかのダメダメとか
そんなときも すっごく恥ずかしそうに
『 あれー?オレ駄目じゃん!!』
とか 言ってて
結局 はしゃいじゃってるし
でも 私がガターとかになっちゃうと
真っ先に
『 惜しい惜しい!』
とか
『 でもさ
フォームは綺麗なんだよね 』
とか フォローの声をかけてくれて
優しくってね
なんか 多分 好きなのかなぁって
ドキドキしたりしてた
でも 高木さんには
もう2年も付き合ってる
すっっごい美人の
彼女さんがいるらしくて
それも知ってたから 何にも
もちろん 告白とかも しないし
『 うーん…あのね
落ち込んでないと言うと さすがに
嘘になっちゃうかな… 』
『 …… 』
黙って話を聞いてくれている
『 でもまぁ好きかもだけど だったけど
違うと思う
だってさー 彼女さんが大好きな
高木さんしか知らなくて
そういうのも含めて いいなーって
思っていたから…
もう一緒にお仕事したり
バイトあがりに みんなで遊んだり
そういうのができなくなるのは
残念なんだけどね
だからって みんなに気を遣われたり
されちゃうと困るし
そういうコトで髪を切ったり
しないよ? 』
『 …そっかー まーそれなら 別に
オレは いいんだけどね 』
『 私 そんなに高木さんのコト…
みんなにバレバレだったのかな? 』
『 そりゃそーでしょ
だって 雄也さん
仙台店って聞いたときの鈴香
泣き 入ってたしね 』
社員さんになっても
このお店か
近隣でのお仕事だと思ってたから
まさかの仙台店オープン
しかも 八乙女副店長もいなくなっちゃう
もー ショック続きだった
『 鈴香ちゃん 旅行がてら
仙台店のヘルプにおいで! 』
なんて八乙女副店長は言ってくれたけど
バイトに入ったときから
ずっとお世話になった方たちが
当たり前の日常から
いなくなっちゃうっていうのがね
…寂しい
『 まオレも雄也さんのファンで
ショック受けて泣き 入ってたから
一緒だ 鈴香と 』
涼介くんは 私なんかより
もっとずっと長く
八乙女副店長や高木さんと
一緒にお仕事していたし
とっても可愛がってもらってた
アテにされると
ガムシャラに頑張っちゃう涼介くん
たまーに出る 副店長のポカとか
フォローしてたなぁ
『 そのうちみんなで仙台店行こうか!』
『 うん いいね!牛タン食べて
副店長のクロワッサンと
フォンダンショコラ!
久し振りに食べたい!』
『 じゃ 今日はコレでガマンして 』
涼介くんがカバンから出したのは
大きなまーるいアメみたいな
キラキラの包み紙
ブロンズとシルバーと1こずつ
青のだけ2こある
『 チョコだ! 』
『 さっきコンビニで買っちゃった
あげるよ どれがいい? 』
『 青の初めて見た!
コレいただきまーす 』
クルクルと包み紙を開く
甘いチョコとサクサクする食感が
『 おいしい! 』
涼介くんも青のチョコを口に入れた
『 オレもこの青いの初めて
こっちの2つはよく見るけどね
…よし じゃ帰るぞ
また薮店長に捕まる前に 』
薮店長は バイトがお仕事終わって
お店から人がいなくなっていくのが
寂しくなるらしくて
よく涼介くんに
『 えー 涼介帰っちゃうのー??
まだいいよ ここにいなよー
ん?なんか食べ物買いに行く?
オレのも買ってきて♪
ありがとう 涼介はかわいいねー♪』
とか何とか言って
なかば強引にお買い物に行かせてる
『 薮店長キモイ!
オトコにかわいいとか言うなよ!』
なんて文句を言いながらも
店長に ふにゃんと笑われちゃうと
結局お買い物に行ってあげてるんだ
涼介くんは
『 涼介くん 明日バイト? 』
『 おー またラストまで 』
『 そっか
私もまた明日ラストなんだ 』
事務所を出るトコロで
薮店長が入ってきた
『 あー 涼介も鈴香もー
もう帰っちゃうの? 』
予想通りな薮店長に
2人で顔を見合わせて 笑う
『 帰る!帰る!明日もバイトだし!
お疲れさまでしたー 』
『 店長 お疲れさまでーす 』
明日もバイトで会えるんだ…
…よし 頑張ろう

