ご無沙汰です。Ringraseです。色々、本をザッピングしていたら書ける対象がバラけてきました。最近は、巷ではfacebook(以下、「FB」)が流行っていますので、SNSについて考えてみました。アメブロもSNSに入るでしょうが、本格的な交流を目指しているならFBとかツイッターというところでしょう。
まだまだ、SNSに関しては読まなければならない本がたくさんありますので、自分の意見も流動的ではありますが。
それでは、今回は次の本です。
※私見でFBについて少し辛口になりましたので、FBユーザーの方はこんな意見もあるか程度に読んでみてください。
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ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本
ふくりゅう、山口哲一著
ダイヤモンド社

ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本/ダイヤモンド社
¥1,680
Amazon.co.jp

<感想>
 周知の通り、近頃、FB、ツイッターなどSNSの広まりが凄まじい。  しかし、広まっている現象に対して、流れにのって上手く使いこなした方が得か、あるいは、危険性をよく吟味して最小限にしたり、使用を踏み止まるかは全うな判断力を持つ人間であれば一度は悩むはずである。  本書では、完全に諸手を上げてのSNS歓迎の論調が満載である。本書によれば、SNSは小学校でやって来たことの延長でしかない。壁新聞はブログ、友達との交換日記はMIXI、FACEBOOK、校内放送はUSTREAM、ニコニコ動画、球技大会はソーシャルゲーム、バザーフリマは、ネットオークションなど。そして、SNSで醸成されたソーシャルグラフ(信頼感ある知人同士で、ITサービスを使ったコミュニケーションを楽しむことで生まれる人間関係の図式)が企業に共有されることにより、これからの商売の仕方が変わると言う。企業による直接のアドバタイジングから、知り合いの口コミによるマーケティング、あるいは、自分が表現してきた趣味嗜好に合った商品が寄ってくる商品がユーザーを探すマーケティングへ。ちなみに、ペプシはすでにNBAのスポンサーからSNS利用のマーケに潤沢な資金をシフトしたらしい。  それでは、これらは本当に我々を豊かにして危険性もないのであろうか。危険はないのであろうか。私見を述べてみる。
 確かに、企業側から見ると本書の通りソーシャルグラフを使ったマーケティングは発展するだろうし、十分に活用の余地があると思われる。また、消費者からしても「いいね」を押した人が信頼に値すれば、ある程度信頼して商品を購入できるだろう。しかし、怖い側面もある。世の中に自分の趣味志向が全て出てしまうのであれば、うまく他人に踊らせられたり、偶然を装い自分の好きなことをエサに近づいて来る輩により危険な事件に巻き込まれてしまうリスクもあるのである。
古代中国の天才、韓非子は、リーダーのあり方として、人に好きなものと嫌いなものを悟られな いようにすべきであると主張した。それは、人に取り入れられる=コントロールされるのを 防ぐためである。もちろん、リーダーでない面々も、出来るだけ他人にコントロールされる部分が少ない方がストレスやリスクが少なく生きていけるはずなのである。自分でコントロールできる仕事をしている人ほどストレス度も少ないと聞く。
よって、おそらく、世の中に賢人がいるとすればは、FACEBOOKやツイッターをやるのなら、自分の趣味嗜好とズレたものも自分が好んでいるように見せかけたり、さらけ出しても支障のないパブリックに受けいられ易いもののみを公開し、本当のコアなものは、出さない或いは出していないと思われる。これで人生の被コントロールリスクを減少出来る。それではソーシャルグラフはどうか。こればかりは嘘の人間関係はなかなか築けない。人間の好き嫌いが他人に分かってしまうのは被コントロールリスクの一種である。これは難しいが、FBをやるならとてつもない数(数千レベル)の知り合いを登録するのが一番であろう。しかし、これは芸能人でもスポーツ選手でもない限り非現実的である。よって、FBは、自分の名前の無断使用防止とROM用にアカウントをとるだけが一番安全かもしれない。(仮に、タイムラインや友人関係を非公開にしてもFBの職員やソーシャルグラフの公開先の企業や政府には見られるという前提で。機密を守れる仕組みがあるのならまた別であろうが。)
以上により、FB、ツイッターはバカ発見器とも言われるだけあり、企業の機密情報をさらけ出すのは論外としても、有名税を払う必要のない人間が余計なことを言って知らないうちに損していることがあると思う。最終的には、FBとは非公開の部分も含めてパブリックエリアであり、常に他人が監視していることを忘れないというシンプルな結論に落ち着くのであった。 最後まで、読んでいただきありがとうございます。