潜在的アルマジロの日々 -38ページ目
ボディーブロー、ヒット。
勝手にヒトの秘密基地で
勝手にノサノサと痕跡を残したり
勝手に覗き見してるから。
キッツいなぁ、しかし。
まだ1度も触れられたことないぜ。
まだ1度も聞いたことないぜ。
まだ1度も告げられたことないぜ。
その事実。
知らないことが
悪いことじゃない時があるんだ。
知っていることが
良いことじゃない時があるんだ。
今
。
気持ちが悪くなる。
低家賃住宅と仕事場を結ぶ、1本の線。
他には選ぶことの出来ない、1本の線。
その線上ですれ違うヒト達。
いつもすれ違っているヒト。
いつもすれ違っているかもしれないヒト。
その瞬間だけすれ違ったヒト。
いつもすれ違えるヒトよりも
その瞬間だけすれ違ったヒトの方が
ハルかに多いんだろうね。
いつもすれ違えるヒトよりも
その瞬間だけすれ違って
もうすれ違うことさえないヒトの方が
ハルかに多いんだろうね。
そぅ想うと、ドアの向こう側には
どれだけのヒトがいるのだろう。
気持ちが悪くて、気分が悪い。
それでも必死にそのヒトを
忘れないように眼に焼き付けようと
してしまうんだ。
シャッター
。
点と線。
ただそれだけしかないけど
ただそれだけしかないから。
性別も年齢も
生誕の地も生息地も
何もかも意味をもたない。
点と線を選び
点と線を並べる
その中身しか意味を持たない。
ただそれだけが意味を持つ。
本当でなくても。
嘘でなくても。
そこに中身があること。
救
。
そうか、そうかもな。
見つけてもらうのも
褒めてもらうのも
想ってもらうのも
小さなことも、大きなことも。
どれも、これも、あれも、それも、全部。
あのヒトがしてくれれば良い。
あのヒトだけがしてくれれば良い。
あのヒトだけにしてもらいたい。
そんな気がした。
新しいおもちゃを見つけたんだ。
シルバーの山羊だってイチコロだ。
そんな気
がする。
正真正銘、夜のかほり。
いつもドアの向こう側に出る時は
お日様の粒が充満している時間帯か
お日様の粒が微かに残る時間帯。
でも今宵はさぁ。
ちょっと気分が悪くなかったし
ちょっと内側がパンパンだったから
ちょっとこぼれてみたんだよね。
夜の闇の粒が充満していたよ。
ちっとも嫌な気がしなかった。
それどころか呼吸がとても楽だったんだ。
また内側が詰まってくる。
なんせ明日もお休みだからね。
夜の闇が続いてく。
夜の闇が絡まってく。
延々
と。
ひとつだけ。
ひとつだけ
良いこと想い付いた。
ひとつだけ
良いこと想い付いたら
少しだけ
スカッとした。
ひとつだけ
良いことを 想いついて
少しだけ
スカッとしたら
いつもより
鼻息、100万倍。
明日はお休み。
日曜日のお休み。
鼻息、1,000万倍
。
ひと月ぶりに泣き出した
小さな箱の小さなボタンを押してみる。
ひと月ぶりに発せられた
小さな電波を受信する。
想っていたほど
悪くない気分だった。
想っていたほど
良くない気分だった。
どちらも嘘じゃない。
小さくても電波を受信できたことが
悪くない気分にさせてくれたし
小さな電波を受信することしかできないことが
良くない気分にさせてくれたから。
その先
を。
寒い。
寒くて、ギブ。
この冷たささえも
伝えられない。
伝わらない。
この瞬間じゃない瞬間は
過去かもしれないし
未来かもしれない。
でも
この瞬間しかないからね。
寒い。
本当に寒くて、ギブ
。
自分で仕向けたくせに
とんでもないところまで
堕ちていることに気づき、堕ちる。
この手でドアを造り
この手でドアを閉めて
この手で鍵を掛け
この手で鍵を沈めた。
でも落ち着け。
24時間、1,440分、86,400秒は
すべて自分に向かっているから。
すべて自分のモノだから。
殻
。
時計の針が進んで
暦が通り過ぎていくのと同じように
季節も一緒に通り過ぎていくんだった。
そのたびに。
その時計の旅も
その暦の旅も
その季節の旅も
共に出来ない旅人を想い
枠がキシんで痛んだんだ。
それから。
その時計の旅にも
その暦の旅にも
その季節の旅にも
いくらか慣れてはきたから
その痛みからも解放されて
ブレなくなったと想っていたけど。
満開のハル色のサクラは
すべてを蘇らせた。
痛みと旅人を。
イテェ
よ。