少しずつ

 少しずつ

 整えている間に

 見つけたんだ。


 共有時間の記録を。




 驚くほど、遡って

 驚くほど、たくさんで。


 驚いた。




 慌ただしい中の、静かな円。




  が効いたみたいだ。





 

 24時間遅れで

 やっと追いついたんだ。

 風邪引きの王子に。

 くしゃみが止まらないんだ。

 

 微熱

 





 時間制限付き。




 たくさん、食べました。

 たくさん、飲みました。

 たくさん、歩きました。

 たくさん、撮りました。

 たくさん、話しました。

 たくさん、笑いました。





 泣きました。



 せっかく充電した充電池を

 使い切るほどに。






 

 たくさん、たくさん、泣きました











 今日になった、今日。




 待ってて。

 待ってる。




 この瞬間が、ピーク だよ。






 





 12時間後には、目覚めて

 24時間後には、到着してる。


 列車に乗って行くんです。




 でも知ってるんだ。


 24時間後よりも

 12時間後よりも

 今が一番良い時間だってこと。




 24時間後も

 12時間後も

 その時になると

 あとは終わるだけ。




 

 今日になる明日を想う、今日





 





 腐って使い物になりそうにないけど

 腐った脳ミソがフル回転中。


 想うところが、たくさんで。




 あれを。

 これを。

 それを。




 想うための時間は

 限りなくあるけれど

 想うを3次元化する術が

 限りなくないのがすべて。





 行くか、行くまいか。

 それが問題 だ。





 





 ちょっと可笑しくて

 ちょっとくすぐったくて

 ちょっと悪くない。


 ちょっと浮かれた感じ。




 

 でも、少しだけイタい。


 もう少しだけ早ければ。

 もう少しだけ動いていれば。

 もう少しだけ。




 でも、ればは存在しないから。





 右手 を握りしめる。






 






 切符を買いました。





 列車に乗って行くんです。

 何時間も何時間も

 列車に乗って行くんです。


 約束が約束じゃなくなるかも

 しれないと分かっていても

 列車に乗って行くんです。




 荷物が多くなりそうです。





 帰りの切符は

 駅長さんの手書き です。










 分岐点のように見えるけど

 分岐点ではないんだよ。




 自分の前には

 まだ路はないらしくて

 自分の後ろに

 路ができると言うでしょ?


 だから分かれることのできる

 路なんて存在しないから。





 でも自分の後ろにも

 路は出来てないんだよね。


 サックリ路を踏み外してるからさ。





 足跡 のみだ。





 





 ちゃんと手を開いたから

 ちゃんと手が離せて

 ちゃんと手で掴めそうだよ。


 でもそれは、左手の話。




 右手にはいつでも小さな箱が。

 叫びだすのを待っているんだ。






 気付いてないでしょ