(その650) 大きく空気を吸い込む。 大きく空気を吐き出す。 輪 が切れてから随分経つけど 輪の変わり着けているプラチナの輪は それよりもずっと前から着けている。 ゴッツい輪と繊細な輪。 気付いたら繊細な輪が 腕からスルリと堕ちていて ゴッツい輪がひとり淋しそうだった。 ずっと身に着けていたもの ずっと肌に触れていたものが 離れていったことが淋しい。 キミ がいなくて。