大きく空気を吸い込む。

 大きく空気を吐き出す。




  が切れてから随分経つけど

 輪の変わり着けているプラチナの輪は

 それよりもずっと前から着けている。



 

 ゴッツい輪と繊細な輪。




 気付いたら繊細な輪が

 腕からスルリと堕ちていて

 ゴッツい輪がひとり淋しそうだった。




 ずっと身に着けていたもの

 ずっと肌に触れていたものが

 離れていったことが淋しい。






 キミ がいなくて。