「『八』は、末広がりで縁起がよい。」
中学1年の時、私の姓に『八』の文字があることから、担任の先生がそう話してくださった。
ありふれた言い回しかもしれないが、当時の私はその意味を初めて知り、とても嬉しく感じた。その言葉は以来、半世紀近く経った今でも、私の人生を支える「守り神」の一つになっている。
振り返れば、運気が大きく開けた人生だったとは言えない。むしろ、極端に道を外さないよう必死にもがきながら歩んできたというのが実感である。それでも今日まで歩んでこられたのは、多くの方々との出会いと、家族の支えがあったからだと感謝している。
今日は令和8年8月8日。
私にとって特別な「八」が三つ重なる、これ以上ない「末広がり」の日である。
そんな佳き日に、婚約中だった娘が入籍した。
挙式・披露宴は来年の予定だが、人生の新たな一歩を踏み出した娘と、伴侶となる方を心から嬉しく思う。
もちろん、この日を選んだからといって幸せが約束されるわけではない。それは、「八」の名を背負って60年以上生きてきた私自身がよく知っている。
しかし、同じ方向を見つめ、互いを思いやり、前を向いて歩み続ける限り、二人らしい幸せはきっと築いていけるはずだ。
歩幅が違っても構わない。力を合わせ、一歩ずつ人生を重ねていってほしい。
今日は、入籍という大切な節目を迎えたことを心から祝福するとともに、その喜びを私たち夫婦にも分けてくれた二人に感謝したい。
本当におめでとう。
末永く、お幸せに。
