週末に観ました
소수 의견(国選弁護人 ユン・ジンウォン)
《あらすじ》
韓国で実際に起こった事件をもとに、国家権力に立ち向かう弁護士の奮闘を描いたリーガルサスペンス。2009年に韓国ソウル市ヨンサン区で、再開発に伴う強制撤去現場に立てこもっていた住民5人が死亡した事件に着想を得て製作された。国選弁護人のユン・ジンウォンは、再開発地区の強制撤去現場で起こった暴動で警官を殺したとして逮捕された、パク・ジェホの弁護を担当することになる。しかしパクは、同じ現場で命を落とした息子を守ろうとしただけだと主張。ユンはパクの言葉を疑うものの、捜査記録の矛盾点に気が付く。
面白かったです
韓国って国家権力と闘う映画やドラマが多いですよね
ユン・ゲサンさん、こういう肩の力が抜けた感じの役が好きだなぁ〜
さて5月18日は映画「タクシー運転手」の背景となった「光州事件」が起こった日で、光州でも式典が行われていました。今年で39年目。
この「光州事件」についてですが、そもそも、この事件をどう呼ぶか。というところでも、この事件に対する向き合い方が分かります。
今のニュースなどでは
5.18 민주화 운동(5.18民主化運動)
と呼ばれることが多いです。
一方、保守勢力の中では、この民主化運動を北朝鮮に扇動された市民が暴徒化した「動乱」とみる人もいて、光州市民の怒りを買っています。
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例えば、광주 사태(光州事態)という呼び方は事実を矮小化しているとして、一般的には避けられている表現だとか…。
今でも国家権力による市民へのひどい暴力、ヘリコプターによる射撃、性暴力などについて、真相究明すべき課題が残っているこの事件。
当時の大統領であった、全斗煥は認知症を理由に公判を欠席したり、全斗煥の妻が「全斗煥は民主主義の父」といったり、突っ込みどころ満載ですわ
韓国の偉いさんは都合が悪くなるとすぐに車椅子に乗ったり入院したりするしなぁ…
案外知らない近現代史、映画やニュースを通じて知っていくことも、韓国を知る一つの道かなと思います