指輪の素材の決め方 タンタルorハフニウムorジルコニウム | 【金属アレルギー専門】TOKYO DIAMOND 代官山指輪工房

【金属アレルギー専門】TOKYO DIAMOND 代官山指輪工房

 金属アレルギーでも美しい結婚指輪を着けたい!
 そんな方の為に、9種類の素材から選べるオーダーメイドリングをお作りしています。

代官山工房では、

 

イリジウム

ハフニウム

タンタル

ジルコニウム

ニオブ

チタン

バナジウム

ルテニウム

ロジウム

レニウム

パラジウム

プラチナ

モリブデン

 

という、純金属では15種類、そこに合金を加えると数え切れない数の種類の金属を、指輪の素材として選ぶことが可能です。

 

 

ですが、ご相談に来られる方、特に金属アレルギーにお困りで相談に来られる方は、タンタルとハフニウムとジルコニウムの3種類の金属で、どれにしようか迷う方がほとんどです。

 

この3種類は、特徴が際立っているからです。

 

そこで、この3種類の金属について、お打ち合わせ時にお伝えしている、それぞれの特徴や決め手を、このブログでもお伝えしたいと思います。

 

 

タンタル

タンタル 指輪

 

ハフニウム

ハフニウム 指輪

 

ジルコニウム

 

 

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一番の違いは金属素材の色

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タンタルとハフニウムとジルコニウムの3つの金属は、大まかに同じ仲間の金属(バルブメタル群)なので、金属アレルギーの心配が無い、生体親和性が高いなど、ほとんど似た性質を持っているのですが、それぞれがもっとも違う点は見た目の違いです。

 

タンタルは黒く、ハフニウムは白く、ジルコニウムは様々な色に発色します。(ただしジルコニウムの色は磨耗によって、数年もすると消えてしまいます)

 

このことから、出来上がった指輪の印象は、大きく異なることになります。

 

写真画像では、上記の通りの違いですが、実際に肉眼で見ると、印象が違うとおっしゃられる方も多いです。代官山では実際に手にとってご覧いただけますので、ぜひ、お越しになってください(要予約)。

 

あと、タンタルは鏡面研磨の表面が、ハフニウム、ジルコニウムの比べて1段、もしくは2段ほど透明度が高いです。この点も実際に見比べるとよく分かります。

 

 

 

 

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重さの違い

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タンタルの比重は16.5、ハフニウムの比重は13.3、ジルコニウムの比重は6.5ですから、手にとってみると重さの違いを、はっきりと感じることができるはずです。

 

代官山には、手に取っていただけるサンプルとして、タンタルの幅8mmの指輪がありますが、手に持った方はそのズッシリとした重量感に驚かれます。

 

ちなみに一般的な宝飾品に使われるプラチナ900の比重は19.9なので、実はもっと重かったりします。(既製品では肉抜きをいていることも多いですが)

 

この重さの違いは、着け心地に影響をします。もちろん軽いものを好む方もいらっしゃれば、重いものを好む方もいらっしゃるので、好みの問題だとも言えます。

 

 

 

 

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硬さの違い

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硬さや丈夫さ、キズの付きづらさも気になるところですね。

 

タンタルのビッカース硬度はHV150前後、ハフニウムはHV200前後、ジルコニウムはHV180~190です。

 

比較対象として、一般的な宝飾品に使われるプラチナ900の硬度はHV60~70程度なので、タンタル、ハフニウム、ジルコニウムは多少の硬度の違いはありますが、どれもかなり丈夫です。

 

 

 

 

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耐食性の違い

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最高の耐食性を持つのはタンタルです。強アルカリにも王水や熱濃硫酸にさえ溶けません。

 

ハフニウムは、タンタルに比べると耐食性はやや低く(熱濃硫酸や硫酸と硝酸の混合酸には溶けます)、ジルコニウムは更に低いです。

 

とはいえ、そのような強力な酸に日常的に触れることはほとんどありませんし、触れたとしたら指輪よりも触れた手の方が問題になりますので、この耐食性の違いは実用上の差にはならないかと思います。

 

ただ、ジルコニウムは、表面の酸化皮膜が経年変化とともに少しずつ厚くなってゆき、わずかに薄茶色に着色してゆきます。タンタルとハフニウムは色の経年変化はありません。

 

ちなみに、チタンはアルカリに溶け、海水にもよっても少しずつ腐食するので、タンタル、ハフニウム、ジルコニウムは耐食性という点ではどれも大きく優れています。

 

 

 

 

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価格の違い

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材料原価の違いから、3つの金属は、価格の違いもあります。

 

幅3mmの平均的なボリュームの指輪をお作りする場合、ペアの価格は、

 

タンタルは33~34万円(税込)

ハフニウムは36~37万円(税込)

ジルコニウム30~31万円(税込)

 

となります。

 

 

 

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選択基準のまとめ

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以上から、まとめると、

 

タンタルを選ぶ理由としては、特徴的な黒色、鏡面状態の透き通った美しさ、重さ、100%金属アレルギーの心配がない生体親和性。

 

ハフニウムを選ぶ理由としては、プラチナに近い白色の輝き。そしてその白色が経年変化しない点。

 

ジルコニウムを選ぶ理由としては、多彩な発色、軽さ、価格。

 

ということになります。

 

 

 

どうぞ、ご参考にされてください。

 

もちろん、資材の違いは、実際に手に取ってご自身の目で見ることが一番だと思いますので、代官山にぜひ、お越しになってください(要予約)。

 

 

ご予約は、こちらから、どうぞ!!

 

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MAIL:taiyo.chikyu@gmail.com
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