金属アレルギーになって
身につけられなくなってしまったら」
「赤ちゃんが金属アレルギーになって、
指輪をつけて抱っこ出来なくなったら」
金属アレルギーは、避けられるなら、なるべく避けたいものです。
大丈夫です!
結論から言うと、どんなに過敏な体質の人でも、まったく金属アレルギーにならない指輪があります。
タンタルという金属や、ハフニウムという金属で作った指輪です。
開発以来、じわじわと口コミと、このブログが知られるようになり、人気が広がってきました。最近では日経新聞やテレビや各種メディアにも取り上げていただけるようになりました。

そもそも、この金属アレルギーでも安心して着けられる指輪を開発したきっかけは、私が当時一番大事にしていた女性(今は妻です^^)が、金属アレルギーの症状に苦しんだことでした。
ですので、このブログを見つけていただいた方にも役立てていただけるように、今日は、私が18年に渡って積み上げた研究と知識を元に、金属アレルギーにならない指輪の選び方をお伝えしたいと思います。
この記事は、これまでの研究の積み重ねを、加筆修正を何度も重ねながらギュッと凝縮してまとめたものです。
長い文章にはなりますが、どんなに金属アレルギーがひどい方でも、きっとお役立ていただけるはずです。
金属アレルギーとは?

金属アレルギーというのは、金属に触れたところが、かゆくなったり、赤く腫れたり、ぶつぶつの発疹ができたり、場合によっては皮膚がただれてしまったりする、金属による免疫過剰反応です。
指輪やネックレスやピアスをはじめとして、腕時計やメガネ、ベルトのバックルなどの装身具が原因になることもありますし、
チョコレートや、コーヒーなどに含まれる金属に反応する場合もあります。
他には、歯科治療に用いられる金属(銀歯や金歯やブリッジ)が原因で金属アレルギーの症状が出ることも多く報告されています。
大きくは、装身具などによって金属が触れた部分にだけ反応が起こる「接触性金属アレルギー」と、食物や歯科金属から金属が体内に取り込まれて全身で金属アレルギー反応が起こる「全身型金属アレルギー」の2つに分けることができます。
金属アレルギーは、なぜ起こる?
金属アレルギーは、金属から溶け出した不安定な「金属イオン」が、体の細胞と結びつくことによって、それに免疫が過剰反応を起こして発症します。
金属イオンが溶け出しやすい金属(=イオン化傾向が高い金属)ほど反応が起こりやすく、ニッケルやコバルト、鉄、アルミ、銅など、サビやすい金属は溶け出してアレルギーの原因になる金属の代表です。
ちなみに、一度アレルギー反応が出てしまうと、その体質が元に戻ることはほとんど無い、と言われています。
他の食物アレルギーなどでは有効とされる少しずつ摂取して慣らす「減感作療法」は、IV型アレルギー(感作T細胞が関与する遅延型アレルギー)である金属アレルギーでは効果がないとされています。
体内に溜まった金属を排出したり、歯科金属から継続的に体内に吸収される状態を断つ、などでアレルギー反応を軽減させる方法もありますが(後述します)、ふたたび金属アレルギーの体質に逆戻りする可能性も考えられます。
他、女性の方では、妊娠出産を機に体質が変わってしまい、そこから金属アレルギーが出やすくなったという報告もお聞きします。
金属アレルギーを避けたいなら、素材選びが重要
金属アレルギーは、溶け出した金属イオンに反応するアレルギーなので、金属アレルギーの原因になる金属に全く触れないようにさえすれば、症状は出なくなります。
つまり、アレルギー反応をしてしまう体質を変えることは出来なくても、反応する対象を取り除くことは出来るということです。
金属イオンが溶け出さない金属や、金属イオンが溶け出しにくい金属がありますので、それらで作った装身具ならば金属アレルギーを避けることができます。
ここでは、主に結婚指輪の素材についてお伝えさせていただきます。
ファッションアクセサリーならば、アレルギーが出たら外せばいいので、もう少し気軽に選んでもいいかもしれません(それでも金属アレルギーが出るのは残念ではありますが)。
金属アレルギーの方が避けるべき素材

TOKYO DIAMOMDでは、これまで18年に渡って、様々な金属素材を研究してきました。実際、元素周期表に載っているほぼすべての金属を手に取って試してきました。
それではまず、金属アレルギーの原因になりやすい金属は、次の通りです。
×ニッケル
×コバルト
×スズ
×水銀
×パラジウム
×クロム
×鉄
×アルミニウム
×銅
上から金属アレルギーになりやすい順番に並べました。
この順番はつまり、イオン化傾向が高い順=イオン化して溶け出しやすい順、です。
これらが少しでも混ざっていると、イオン化して溶け出し、金属アレルギーを引き起こしてしまいます。
そして、以下の素材には、金属アレルギーになりやすい金属が混ざっています。
×シルバー925:銀と銅の合金
×ピンクゴールド:金と銅とパラジウムの合金
×ステンレス:鉄とニッケルとクロムの合金
×サージカルステンレス:鉄とニッケルとクロムとモリブデンの合金
*サージカルステンレスは、金属アレルギー対応を謳われた製品に用いられていることも多いですが、ニッケルが含まれるので、やはり過敏な方は避けたほうが無難です。
×タングステン
*市販の「タングステンの指輪」と言われているものは、正式にはタングステンカーバイドという素材です。タングステンカーバイドはコバルトを混ぜて焼き固めてあるので、このコバルトにアレルギー反応が出やすいです。
×プラチナ900:プラチナとパラジウムの合金
*プラチナ自体は金属アレルギーの原因になりにくい金属ですが、硬くするために混ぜられたパラジウムが金属アレルギーの原因になりやすいです。
*パラジウムは、金属アレルギーの血液テストを行なうと、約半数の方に陽性反応が出るほど金属アレルギーになりやすい金属ですから、避けたほうが賢明です。
×メッキ製品
*市販の結婚指輪には、プラチナにロジウムのメッキを掛けたものが多いです。ロジウムメッキを掛ける前に、定着をよくするためにニッケルメッキが掛けられますが、このニッケルが金属アレルギーの原因になりやすいです。通常のプラチナ900よりも、このロジウムメッキが掛けられたプラチナの指輪は金属アレルギーの原因になりやすいので、購入の際にはメッキがかかっていないものかどうか聞いてみることをお勧めします。
*その他、ルテニウムメッキや、金メッキも、ニッケルを含むので注意が必要です。
金属アレルギーの心配がない安全な素材
そして、安全な素材は、次の5つです。
タンタル
ハフニウム
ジルコニウム
ニオブ
チタン
中でも、純粋なタンタルは、日常で触れる可能性がある薬品や酸やアルカリでは、溶かすものがない、最高の耐食性を持つ金属素材です。
これまでで金属アレルギーが起きたことはありませんし、医療分野などでも用いられる素材ですが、金属アレルギーの報告は1件も無いとされています。
これら、金属アレルギーの方が避けるべき素材と安全な素材の分類については、こちらにより詳しくまとめています。
→ 【金属アレルギーの種類】安全な5つの素材と避けるべき10の素材
その他、予防的観点

金属アレルギーの予防という観点で、もう1つ大事なポイントがあります。
それは歯科治療です。
なぜ、結婚指輪選びなのに、歯科治療なの?と思われるかもしれませんが、現在、金属アレルギーの原因のうち、かなりの割合を占めているのが、歯に詰められた歯科金属(=いわゆる銀歯)であると言われています。
銀歯にはパラジウムが含まれていて、唾液によって少しずつ溶け出したパラジウムが、消化器から吸収されて全身を巡ります。すると、他には金属を身につけていないのに、アレルギーの症状として発疹や全身の倦怠感が出やすくなります。また血液中のパラジウムは動脈硬化や心筋梗塞などの原因にもなるとされています。
いくら宝飾品の素材に気をつけていても、歯科金属から原因が供給され続けていると、症状は改善しないので注意が必要です。
食物アレルギーや花粉アレルギーなどでは、少しずつ摂取して慣らす「減感作療法」が有効とされていますが、IV型アレルギー(感作T細胞が関与する遅延型アレルギー)である金属アレルギーには効果がないとされています。ですのでパラジウムは摂取し続けても慣れないばかりか症状はひどくなる方向に進んでゆきます。
歯の詰め物はセラミックや樹脂に替え、もし歯科矯正をしている場合に金属アレルギーが思い当たる場合は、矯正ワイヤー(形状記憶合金)に含まれているニッケルに注意が必要です。
歯科金属を取り除いた上で、結婚指輪の素材を選ぶ。これが金属アレルギーを避ける上で大事です。
金属アレルギーの検査は必要?

結婚指輪を選ぶ際に、よく
「指輪を購入する前に、金属アレルギーのパッチテストをしたほうがいいのでしょうか?」
というご質問をいただきます。
ですが、弊社にお越しいただくお客さまには、
「金属アレルギーの検査は、しなくても大丈夫です。」
とお伝えしています。
それは、タンタルやハフニウムを素材に選べば、金属アレルギーの心配は全くないからです。
どうしても、ゴールドやプラチナなどの、人によっては金属アレルギーの可能性がある金属がいいという場合だけ、検査をして避ける金属を特定する必要があります。
金属アレルギーの検査のメリット・デメリットについて、より詳しくは、こちらのコラムにまとめています。
→ 金属アレルギーのパッチテストをしたほうがいい、は本当??
デザインの注意点 文字刻印や石留めなど

素材に気をつけさえいれば、デザインは基本的には自由に考えて大丈夫です。
ただ、汚れが溜まりやすい、入り組んだデザインは、避けたほうがトラブルはより少ないと思います。
汚れや、皮脂、汗などが、溜まりやすいデザインは、そこに雑菌が繁殖し、感染症や炎症の悪化を招きかねないからです。
例えば、ダイヤモンドなどを留めた場合の小さな隙間や、ミル加工(ミルグレイン)の入ったデザイン、素材の切り替えが入ったデザインの素材と素材の隙間、などは少し気に掛けたほうがいいと思います。
また、指輪の内側に、結婚記念日や、お名前やイニシャルなど、記念に文字を入れたいという方は多いと思います。文字刻印も、汚れが溜まりやすい部分ではあります。
弊社では、文字刻印部分の汚れのたまりやすさに配慮して、最小限の彫り込み量で、なるべく文字が読み易い「レーザー刻印」による文字入れを行なっています。
レーザー刻印の彫り込みの深さは0.1mm程度にして、結婚指輪をつけたままお風呂に入浴すれば、ほとんど汚れは流れ落ちてくれるような設計にしています。
他、弊社では、指輪の内側に丸みをつけて、指との接地面積を少なくした形状をお勧めしています。実際に、汗などで蒸れなくて心地よい、という感想をよくいただきます。
開発の経緯

どうして、弊社・東京ダイヤモンドが、金属アレルギーにならない結婚指輪を作るのか?
そして、どういう経緯で開発を行なったのか?
質問されることも多いです。
2011年に、弊社は日本で初めて(おそらく世界でも初めて)「金属アレルギー専門店」として、金属アレルギーにならない結婚指輪のオーダーメイド制作を開始しました。

実際の開発は、代表である私・廣瀬が大学生の頃にまで遡ります。
当時、私は筑波大学の芸術専門学群というところで、現代美術を専攻していたのですが、筑波大学の総合大学という利点を活かして、工学系の授業や物理学系の装置を作る授業などを取って、「アート」と「サイエンス」を掛け合わせたところで面白い作品が作れないか?ということに取り組んでいました。
「アート」×「サイエンス」
このテーマは、それ以来ずっと私の中にあって、そんな中から「レアメタル」で「指輪の作品を作る」ようになりました。
マニアックなテーマですが、私にとっては非常に面白く奥が深く、また当時はそんな活動をこのブログを通して発信していたところ、研究者の方や、大学教授の方、化学好きな方などが見つけてくださり、共感してくださる方々から指輪制作の注文をいただくようになりました。
そうして2011年、現在の妻である、当時の彼女に出会います。
彼女は、金属アレルギーで悩んでいました。
そんな彼女にプレゼントしてあげたのが、それまでの知識・技術を活かして作ったハフニウムの指輪でした。
彼女は、とても喜んでくれたのと同時に、
「金属アレルギーに悩んでいる人は世の中に多くいるので、この活動は本格的にやったほうがいい」
と言い、そして一緒に会社を作って、今に至ります。
以来、このブログが人気になり、テレビや新聞など各種メディアにも取り挙げられて、たくさんのご注文をいただくようになりました。
金属アレルギーに悩む方におすすめのタンタルとハフニウム
金属アレルギーでお悩みの方には、全く金属アレルギーの心配がない、「タンタル」あるいは「ハフニウム」という2種類の金属をおすすめしています。
この2つは、金属アレルギーの心配がないだけでなく、希少で見た目にも美しく(かっこよく)、飽きることなく見ていられる結婚指輪として最高の素材です。
「タンタル」と「ハフニウム」は、元素周期表でも「ゴールド」や「プラチナ」と同じ一番最後の列に並ぶ、希少金属の中でも最も希少な部類の金属です。
タンタルの指輪の特徴・人気の理由

・黒い見た目のかっこよさ、重厚感、存在感。だから金属アレルギーに関係なくても人気です。
・金属アレルギーが100%心配ありません
・変色無し、強くて丈夫、だからメンテナンスフリー
ハフニウムの指輪の特徴・人気の理由

・プラチナと近い銀色の輝き、目立ちすぎることがありません。
・金属アレルギーの報告はこれまで1件もありません。
・変色無し、強くて丈夫、だからメンテナンスフリー
・ダイヤモンドと組み合わせて、華やかな印象に
他にも、色鮮やかな発色ができるジルコニウムも、個性的なデザインが好きな方には人気です。ジルコニウムも金属アレルギーの心配はありません。
ジルコニウムの指輪の特徴・人気の理由

・色鮮やかな発色。リングの内側だけに発色を施して楽しむことも
・金属アレルギーの報告はこれまで1件もありません。
・強くて丈夫、無味無臭で人体にも優しい素材だからストレスフリー
タンタルの指輪やハフニウムの指輪、ジルコニウムの指輪は、たくさんのデザイン例をこちらにまとめています。
→ https://tokyo-diamond.jp/materials/
他にも、おすすめの素材を紹介 プラチナやゴールド
「どうしてもプラチナがいい」
「どうしてもゴールドがいい」
という方がいらっしゃいます。
そういう方におすすめしているのが、「イリジウム割プラチナ」と「22金イエローゴールド」です。

これらは、金属アレルギーの原因になるパラジウムや銅をできる限り排除して、金属アレルギーになるべく配慮した素材です。
タンタルやハフニウムのように、「全く金属アレルギーの心配がない」と断言できるものではありませんが、よほど過敏でないほとんどの方が、金属アレルギーの心配がなく着けられる素材です。
他にも、イリジウムという、プラチナよりも白く輝き、金属アレルギーの心配がほとんどない素材もあります。

イリジウム割プラチナ、22金イエローゴールド、イリジウムの指輪は、たくさんのデザイン例をこちらにまとめています。
→ https://tokyo-diamond.jp/materials/
どうぞ、結婚指輪選びの、お役に立ててください。
金属アレルギーにならない結婚指輪
TOKYO DIAMOND 代官山工房
〒150-0021
渋谷区恵比寿西1-30-14-303
代官山駅から徒歩3分
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*尚、お電話がつながらない場合もございます、その場合は、恐れ入りますが繰り返しお電話ください。
*現在、たくさんのご注文をいただいておりますので、納期はご注文から4.5ヶ月をいただいております。試作をお作りする場合は、更に3週間がかかることになりますので、ご注文・お問い合わせはお早めにお願いいたします。
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