前にドラマやアニメの番組掛け持ちで
担当していた頃は猛烈に忙しくて、
毎日の時間が本当に足りなかった。。
会議やレコーディングで、
徹夜は当たり前だったし、
休みなんて全くなかったんです~。
間に合わなくて、
早朝5時くらいに徹夜したレコーディングスタジオから
出来立てホカホカの音楽テープを持って、
局にタクシーで駆け込んだりしていたから、
深夜だろうが、早朝だろうが、
どの時間帯のシフトのガードマンでも、
顔見知りだった。
そんなある日、
外の会社で会議をして、次の会議が局。
でも、前の会議が長引いちゃって、
30分はかかるのに、もう会議開始時間。。
びょえ~!!!間に合わない。
番組プロデューサーや監督、制作会社の人や
音響効果さんの顔が浮かぶ・・・
ど、ど、どーしたら、いーんだ!?
いや、どーしよーもないんでっすよね。
ドラエモンのどこでもドアでもない限り。
そんで、あんまり焦って道に飛び出してタクシー拾って
やっと局に着いて、タクシー代払おうとすると、
手帳や楽譜は持っているのに・・
バ、バ、バッグが、な・ない。。
びょえ~、運転手さん!お金がないんですーーーー。。。
そりゃ運転手さんもびっくりだわね。
すると目に入ったのが、外に立っているガードマンさん。
おっ、ラッキーな事に顔見知りの兄さんだい!
ちょっと、ちょっととタクシーから手招きすると来てくりた。
悪いんだけど、出先の会社にバッグ忘れちゃって、
タクシー代貸して貰えないですか?
すると、ガードマンの兄さんは焦った。。
自分は制服なので、現在お金を持っていないんです!
えーーーうっそおおおーーー。。
取って来て!!苦し紛れにめちゃくちゃ言うりんごくん。
ガードマンの兄さんが走り出そうとすると、
おっ、中から事業局の顔見知りの社員が出て来た。
○○さーーん、お金貸してくださーーい!!!
へっと驚く○○さん。
そいで、タクシー代を貸して貰って一件落着。。
あ~良かった。。。
ごめんね~ガードマンさん。
でも心強かったでっす!!
つづく
ラブ☆アントラーズ