今年のフジテレビ防災もしもウィークに行われた
講演の１つは、
石巻赤十字病院の石井正先生だった。
３・１１の時、石巻は大小の病院全て津波でやられて、
残ったのは高台にあった赤十字病院のみ。
市役所、消防署、役所関係も全部津波でやられて、
何の命令系統も存在しないまま、
救護活動にどのように取り組んだのか話してくれた。
石巻圏合同救護チームを編成し、
一外科医がどのように指揮できたのか、
まずは日ごろの訓練、
医師や看護師だけでなく、
食堂やお掃除のスタッフに至るまでの共同認識。
マニュアルなんて通じないから、
その基礎訓練があって
応用問題の緊急事態に対処てきたそうだ。
それと偶然、３・１１約１月前に、
石井医師は宮城県から災害医療コーディネーターってのに、
任命されていたので、
その後ボランティアで東大病院が来ようが、
京大病院が来ようが、皆さん従ってくれたんだそうでっす。
すると非常に混乱せずに、スムーズに医療が出来るとか・・・
ちなみに東京都ではこの災害医療コーディネーターは
まだ任命されていないそうだ。。。
日赤病院のロビーはけが人で埋め尽くされ、
そこは戦場のようだったそうですが、
少し落ち着いてからは各避難所にも医療の手が差し伸べられた。
その時、スタッフが付けたチーム名が、
メロンパンチーム。
なぜ、その名前かって言うと、
ベガルタ仙台の名物だからだそうだ。
鹿島ならモツ煮チームってとこでしょうか！？
りんごくんはＪリーグのチームが、
そこまで地元に根付いていて、とっても嬉しかった。
被災したにも関わらず、
去年もいい成績だったっし、
今年は優勝争いを演じている！！
石井先生の記録は、
「石巻災害医療の全記録～最大被災地を医療崩壊から
救った医師の７ヶ月～」という本になっていまっす。
ご興味のある方はどうぞ。
ラブ☆アントラーズ