今、古事記を読んでいる。

目が疲れるので、進みはのろいが。

 

古事記を読むと、

どこからとってきたのか、

いろいろと考える。

 

アマテラス関連は、主に阿波からだろう。

神武天皇東遷は、饒速日など徐福の子孫たちの話だろう。

 

初期大王にはアマノヒボコの子孫、アマノムラクモ関連から

とってきたのだろう。

いずれも、渡来人の子孫たち。

 

出雲王国関連からとってきたのが一番多い。

出雲王国も渡来人の子孫。

 

邪馬台国と敵対していた狗奴国は、

クナ国ではないかと連想する。

クナ国は出雲王国。

クナ王は大昔、出雲を作った人。

 

風土記など沢山の資料を基にして、できあがったのが古事記。

特に、歌謡は半分以上手が入っていると思う。

たぶん、柿本人麻呂。

 

全体として、優れた能力を持った人が編集している。

すぐれた文学作品だと思う。

しかし、未完成。

作者が死んでいるからだろう。

 

年代や事跡に矛盾が多い。

最後の点検がなされていないからだろう。

 

とりあえず、カタチが出来上がったところで、献上されたのだろう。

これで、実績ができる。

不比等は安心したことだろう。

藤原氏の名誉は守られたと。

 

壬申の乱の記事にあるが、

当時の朝廷では、疑いだけで罰することが普通。

疑いは、多くの場合、単なる憶測や権謀術策。

 

罰するとは死罪。

調べもしないで即、死罪。

古代の朝廷には、そういう伝統がある。

 

不比等も怖かったことだろう。

早めに手を打っておかねば、自分が危うい。

古事記は。そういう世界。