妻が亡くなり1年になる。
その間、一番の変化、私の老化。
今までに比べ、格段に体力低下を感じる。
大きな一段を踏んだようだ。
数日前、天使を一週間リハビリ入院させることができるから、
どこかに旅行でも行こうかなと思い思案した。
しかし、現実、ひとりで旅行できる体力がない。
歩けない、そして健康に不安、旅行は無理。
私の生命力が急速に衰えつつある。
この世に生きるすべての生きものは、
生き続けようとする生まれながらの能力(生命力とも呼ぶ)がある。
もし怪我や病気をすれば、失われた能力を何とかして取り戻そうとする。
生きものには自己治癒力がある。
人の場合はリハビリもこの一種。
交尾した後で、異性から食べられる運命にあっても、
交尾しようとする生命力がある。
これもある種の生き続ける道。
人なら、生命力は誰にもある。
自殺する人にも生命力がある。
肉体はそう簡単に死んでくれない。
最期の最期まで生き続けようとする。
ガン末期で死ぬ場合も、
肉体は最期まであくせく、もがく。
ついにどうしようもなくなり、息がとまり、心臓も動かなくなる。
人の生命力はすばらしい。
しかし、寿命はそれ以上に決定的な暴君。
寿命には逆らえない。
まだ、10年は大丈夫と思ってきたが、
どうも、そんなに生きられない気がする。
悲観的になるのは、私の癖。
変えるには、生活を変えるしかない。
とりあえず、今日の昼食は、
普段と全く違う選択にしてみよう。