こんな綺麗ごとは書きたくないのだが。

私が78年生きてきて最大の実感。

 

死を恐れることは愚か。

恐れるなら、生きることの方。

 

死こそ、人にとって最高のご褒美。

なぜなら、私や自我や自分という狭い牢獄から、

やっと、解放されるから。

 

もし、余命いくらか、あと数ケ月と言われたら、

親しい人を呼んで、

楽しいパーティを開いたらいい。

これで、やっと、この世からおさらばできると。

皆で乾杯したらいい。

「余命宣告を祝う会」を開いて。

 

それが一番、人間的な生き方。

死ねまで愚かな人のあり方です。

 

知人の日記に触発されて書いた。

 

妻がなくなり、もうすぐ一年になる。

家の至る所に貼ってある写真を見ていると、

幸せだったと痛いほど分かる。

そして生という重荷がなくなり、

今はどんなに平静で満ち足りているいるか、

うらやましい、と私は思う。

 

妻の人生は完結した。

私も、もうすぐ完結するだろう。

マラソンでゴールに達するように。

 

人生はマボロシに似ている。

短く、はかない、夢のような日々。

そして、人生ですべての願いは実現する。

 

マボロシは、人の意識がつくる幻想。

 

話は変わるが、

トランプさんはなぜ、あれほど力んでいるのだろう。

まさか、自分ひとりで人類社会を救おうとしているのか。

キリストの再来のように。