人が使う言葉や概念は、人が社会生活を営むうえで必要な道具だが、

人と人とのコミュニケーションには言葉以外の要素が不可欠。

感情や思いやりや共感など。

言葉や概念の限界。

 

言葉が概念の有用性は明らかだが、

世界の真理追求には、言葉や概念だけでは不可能。

何故なら、言葉や概念は非常に限定した効用しかないからだ。

 

例えば数学。

数という概念が成り立つのは、

単位として1があると仮定するからだ。

この世界に単位があるかどうか、それは不明。

 

数の1は、どこまで行っても、同じ1。

途中で変化することはない。

いつの間にか1が2になることはない。

これは自明の事実ではない。

人が作った架空の現実。

 

概念や言葉の効用が限られるなら、

小説や芝居なども当然、限界がある。

科学や学芸全般も限界がある。

エンタメの限界。

暇つぶしだけの効用。

気晴らしや気分転換だけの効用。

 

人は真理を知りえない。

これが結論となる。

そして、正義も善もないことになる。

 

人の一生は、何を手掛かりに生きていけばいいのか、

私は思うに。

手掛かりなどない。

行き当たりばったりで対応するしかない。

 

しかし、私の経験から分かることは

この世は天国で楽園。

願いはだいたい叶うのが人生。

 

しかし、すべての願いが叶う訳ではない。

全ての人が幸せになる訳でもない。

不条理なのが人の世。