妻(我が家の天使)の症状はおもしろい。

すい臓ガン末期の症状が主であるが、

ある意味、脳が原因となる精神症状が強く出ている。

だから、ジプレキサみたいな薬が効果的なのだろう。

まるで精神科の患者のような。

 

ジプレキサでガンの痛みさえも良くなったみたい。

痛み止めの頓服モルヒネは使用が激減。

しかし、一日一回のモルヒネ(ナルサス6mg)は続けている。

また、ロキソニンも続けている。

 

ジプレキサのお陰で、眠りも深く長い。

ぐっすり眠っている感じ。

 

食欲も出て、前よりも意欲的に食べている。

食べ物がおいしいと言う。

 

アカシジアの症状が消えてからいいことばかり。

テレビが見れるようになった。

音楽も楽しめる、

娘とのオセロもできるように、

近くのスーパーまで一緒に散歩も、

そして、料理までできる。

昨日は2品作ってくれた。

 

「ゴドーを待ちながら」という劇がある。

ある意味、老人の毎日は、

死の待ちながらの生活となる。

私も一日に何度も死を考える。

これは病人も同じ。

 

しかし、待っている訳ではない。

死が来るのは確実。

いつ来るのか、それが問題。

 

早ければいいというものではない。

遅いのがいいというのでもない。

適切なとき、適切な場が理想。