すい臓ガンの末期について考えている。

 

転移した部位が悪化した場合は、

特有な症状が出るだろうが。

 

すい臓ガン自体は、たぶん、進行する。

途中で自然消滅はありえない。

当然、すい臓の働きは悪くなる。

食べ物を消化できなくなっていく。

 

そして、消化吸収した養分が集まるところが肝臓。

もし、肝臓への転移が進行していれば、

肝臓の働きも悪くなっていく。

血液で全身に供給する栄養素が作れなくなる。

従って、だるい、きつい、しんどいという症状になる。

当然、身体の動きも悪くなる。

 

階段を上り下りするのも、きつくなるだろう。

たぶん、ベッドから起き上がれなくなる。

 

そこまで行くと、

薬の管理はできない。

排尿はベッド脇のポータブルになるかも。

 

ガンによる痛みは、

ガンの増大が周囲の神経を圧迫することが大きい。

すい臓ガンでは背中や腰の痛み。

 

モルヒネで痛みをある程度緩和できる。

例えば、ナルサス錠。

脳の神経系に直接作用して、

痛みを麻痺させる。

 

しかし、脳の神経系に作用するので、

どのような反応があるか、

人により様々。

 

頭の働きは、相当悪くなるだろう。

ものごとを理解したり、

言葉を発したりするのにも障害となる。

 

モルヒネを大量に摂取すると、

脳が正常に働かなくなる。

痛みは少なくなるが、生きるのに肝心の脳の働きが低下する。

 

人生の最期を、頭がボーっとした状態で迎えるというのは、

私にはかなり抵抗がある。

むしろ、痛みがある方が生きがいとなる可能性もありえる。