質問「日本の若者はどうしてここまで日本に絶望していますか?」

 

私の回答は下記。

 

日本の未来に悲観する空気は、世間一般だと思います。

若者に特有の現象ではありません。

大人たちがそういう感じです。

教師もそういう感じです。

周囲の皆が同じような意見を抱いています。

若者がそうなるのも仕方ありません。

 

私も、絶望まではしませんが、かなり悲観的です。

日本というよりも、世界の現状にです。

アメリカも中国も同じような感じです。

 

私の実体験から言うと、

若い頃、20代や30代に、自分の将来を考えるゆとりはなかった。

今を生きるのが精一杯。

還暦を過ぎてやっと、未来や将来について考えるように。

 

76歳の今、

人は死なないことも分かったし、

人に未来や過去はないということも分かった。

 

人類社会について思うと、

21世紀を乗り越えるのが、かなり大問題だと感じる。

この巨大な格差社会をどうするのか、です。

 

21世紀に入り、人のイノチはますます軽くなっています。

人権など、どこふく風、という印象です。

 

AIとロボットで、便利さはますます向上。

商品もますます安く。

人の幸せ感も、ますます操作や管理可能になっている。

 

人の自由さや、人格の深さは無価値に、

多数順応の快楽中心の生き方が、倫理に代わりつつある。

 

人の自主性や自立も少数派になるでしょう。

考えないで生きる方が、格段に楽です。

 

個性や独自性は、管理できる範囲だけ許されます。

 

AIとロボットの発達は、

人の考える力を衰えさせるのに、有効です。

 

テロや反体制を抑えるには、

プライバシーの制限が必要です。

人々の健康増進に、各個人の体調情報も管理されます。

 

日本は中国同様に、自由度の少ない社会です。

 

学校を見ていると良く分かる。

考えさせない教育が徹底されている。

これでは、21世紀を乗り越えるのが大変でしょう。