自分の頭で考えるとはどういうことか、を書いている。

 

今日見たQuoraの回答で、

成人男子の成長は、女性に比べ非常に遅いという意見が、

賛同者も多く、盛り上がっていた。

私もいくらか同感。

 

何故、男の成長は遅いのか、

考えてみました。

 

一般的に男は、社会人となれば、就職する。

そして、スポーツやゲームや出世など競争ごとが好きです。

 

一般的に競争ごとは、

序列付けが目的。

誰が一番か。それが重要。

 

当人が、どれだけ成長するか、は

問題とならない。

どれだけ楽しんで満足しているかも不問。

 

人の成長は、単一の基準ではない。

広い範囲の多様な価値が混在している。

 

成長の分かりやすい指標としては、スキルや能力の成長。

例えば、語学やサッカーなどの上達。

学校で習うことは大概、これに含まれる。

だから、点数化できる。

 

しかし、スキルの上達だけでは、成長にならない。

 

成長の大きな要因は、自己認識の成長。

他からうかがえない性質の特徴。

点数化できない、誰も教えてくれない。

 

自分はどういう人間であるかを、知ることだが。

自分で気付くしかない。

 

例えば、大きな病気や失敗や障害などにぶつかると、

否応なく自分の複雑さに気付く。

そして、自分の特質や個性を知る。

 

スキルの上達、競争に勝つ、

成功や出世、あるいは富。

何かに夢中で、多忙な日々。

これでは成長する暇がない。

 

たぶん、トランプさんやプーチンさんも

休む暇なく働いて、暇はない。

成長とは縁遠い生き方。

 

成長の最大のジャマは、

多忙だろう。

一生、何事かに追われるごとく、駆け抜ける。

本能に従う生きものだから仕方ないが。

 

せっかくの人生、のんびりと生きるのがいい。

できれば瞑想などして。

お金など無縁な生き方がいい。

少なくともわずらわしさは避けられる。

 

つづく