地上の生きものに生命はあるが、死はない。

これがこの世の真実。

 

さて、今朝もQuoraの質問に答えた。

「どうせ死んでしまうのに、なぜ今死んではいけないのか?」

私の回答は下記。

 

どうせ死ぬ、とあなたは思っている。

しかし、それは大きな間違いです。

 

人が生きているのは、意識があるからです。

意識がなくなれば、生きているとはいえません。

例えば、遷延性意識障害(通常、植物状態と言われているが、実際には脳内に意識がある場合が多い)の方も生きています。

眠りに陥るときも意識はなくなりません、脳は活発に活動しています。

 

人は必ず死の直前に意識を失います。

脳の血流が不足するからです。

意識がなくなれば、生きているとはいえません。

また、当然のことですが、意識がなくなると、体験や実感もできません。

生命を味わうことはできません。

 

つまり、人は意識がなくなってあとのことは体験できないのです。

ということは、人は死を体験できないということです。

 

人にとって、体験できないことは、ないと同じです。

別の譬えで云うと、4次元体験ができない人にとって、

4次元は存在しないと同様です。

 

死は人にとって体験できない故に、

「死はない」と言えます。

しかし、死ぬ当人以外の人から見れば、死体があります。

 

そのため、あたかも、死者がいるように感じられます。

実際、死者はいません。どこにもいません。

あの世があれば、いるかもしれませんが、私はあの世はないと思います。

 

人にとって死はないのだから、

あなたがいくら死にたいと思っても、それは実現不可能です。

 

人であるあなたが可能なことは、

生命を実感することだけです。