Quoraの質問「昔から目標としていた人生のゴールに達しましたか?」
私の高校の頃、抱いていた夢は、
一つ、社会を変えること。
一つ、人として生きるのはどういうことかを知ること。
75歳の今、
人として生きるというのはどういうことか、
大体の結論に達している。
人の意識がどのように生まれるのか、それが最重要なポイント。
(ブログで何度も書いているテーマ)。
私の目標は、達成されたということだろう。
人生のゴールと云うと、だいたいの人は、
成功や富や名誉、または死を思い浮かべるのではないだろうか。
しかし、死は、ゴールになりえない。
何故なら、人は死なないから。
(このテーマも何度も書いている)
成功や富や名誉が大事という人は多い。
しかし、名誉会長などの名誉にしがみつくのは、
余生の生き方としては、あまり良いとはいえない。
昔話がしたければ、回想録でも出せだ充分。
自分にとっての価値や意味しかないことが多い。
自分の意見が通り、組織を動かし、実績が積みあがる。
当然、出世や名誉や富が付いてくる。
このような過程での緊張感や充実感がたまらなくいい。
人生の醍醐味。
冒険家かカーレイサーの感覚。
絶壁を素手でよじ登る快感。
舞台に立ち、拍手喝さいをあび、
強烈な快感を味わう。
エンターテイメント。
政治家も同じだろう。
一度知ったら忘れられない体験。
生きがいともなる。
仲間をかばい、身を挺して、組織を守った官僚。
例えば、佐川さん。
自分の功績を回顧録で残せば、満足できるだろうか。
もし、判断を間違え、集団に多大な損失を与えても、
自分は正しかったと思い込むのは自由。
それでも支持者が増え、返り咲くこともある。
ゴールに着けば、
あとは余生。
この世を実感できるのも、残りわずか。
人が生きるというのは、そういうこと。