政治に関心を持ち始めたのは高校から。

世の中を変えようというのが、その頃から変わらぬ私の夢。

当然、大学では学生運動。

しかし、私の考えは中道なので、仲間がいない。

 

もし、吃音でなかったなら、

もっと、学生運動にのめり込んでいただろうと思う。

その頃は、アジテーションがうまくできないと、

人を動かせないと感じていた。

 

私は、吃音と向き合うしかない。

だが、問題は吃音だけではない複合的かつ、いっぱいあった。

自分と付き合うのは、誰にとってもおおごとだが。

私の20代は、目標無き野良犬のさまよい。

どこに向かっているのか、さっぱり分からない。

定職なし、学歴なし、資格なし。

 

それでも、何とか生きてこれたから。

こんな幸運はないだろう。

 

昨日のブログで自慢話を書いたが、

自慢話といえば、大前研一著「旅の極意 人生の極意」2006年。

これほど、手放しの自慢話は、すばらしい。

 

1992年、大前研一さんが「平成維新の会」を立ち上げたとき。

ちょうど私も何か、政治活動をしようと思案していた。

アムネスティなど市民活動はしていたが、政治ではない。

 

中央集権を改革するという趣旨に賛同した。

民主主義の基本は、地域における自治の成熟。

さっそく維新の会に加入した。

残念ながら、都知事選落選で、維新の会はしりすぼみ。

さすがに、大前さんでも、政治をやるのは難しいようだ。

 

今、猪瀬直樹さんの本を読んでいる。

優れたジャーナリストだ。

「ゼロ成長の富国論」2005年など、すばらしい。

この方も都知事は合わなかったようだ。

よい考えを持っていても、政治は難しい。