「開かれたパンドラの箱」
・・老化・寿命研究の最前線・・
今井眞一郎著 2021年7月発行 朝日新聞出版
この方の研究経歴が書いてある。
研究者としての生き方がよく分かる。
日本の研究者の環境は欧米に比べてかなり劣るようだ。
リーダーが育たないというのが分かる。
リーダーの条件が書いてある。
ビッグピクチャーが提示できること。
研究のゴールと優先順位が明確であること。
業績に一貫性があること。
勿論、コミュニケーション能力も。
限られた時間と予算の中で、
多くの人を組織化していく能力が大事という。
そのためには、広い視野と
有能な研究者との協働関係が不可欠なようです。
一人で可能なことが、ほぼないのが研究現場のようです。
まるで、政治の世界のようです。
今の日本、研究者の環境も良くないし、
小学から大学までの教育が非常に遅れている。
教育理念そのものが、時代遅れの印象を受けました。
政治の世界も同じです。
やはり、日本の活力が衰えているのでしょうか。
何とか、なりませんかね。
菅さんは、こんなことは考えもしないでしょう。
オリンピックや経済よりも、
教育の方が百倍も大事なのですが。
菅さんには世界や未来が見えないようです。