釈迦の考えには、同感することが多い。

一つだけ、私と違う点がある。

人の世は苦であるという認識。

 

私は、人生は楽園で天国だと思う。

我欲も認める。

人は愚かだが、楽しむ能力がある。

 

人の欲は生きるエネルギー。

生命力、そのもの。

他人を犠牲にしても、おのれだけ満足。

愚かでかわいいではないか。

私なら、利己主義も許す。

 

私への執着、自我への執着。

人であるかぎり、しかたない。

 

人の思考力や考える力。

私は、そんなに評価しない。

言語を使う限界もある。

人が考えることは、主に合理化。

自分の行動の正当化。

人は弁解と説明が得意。

自分の目でしか外界を見ることができないから、

しかたない。

主観から逃れられない。

 

さらに、私や自分や自己という牢獄からも

逃れられない。

 

私があると、思うのは、

人の勝手であるが。

 

瞑想していると、

自分や私がないことに気付く。

おそらく、釈迦も気付いたはず。

無我。