この世に、神や普遍的真理がある、などと信じる。

私は、ばかげたことに思う。

 

しかし、救いを求める人には、

切実な願いかもしれない。

 

釈迦は、神も真理も言っていない。

あの世も天国も魂もあるとは言っていない。

 

すべては空、無常、無我。

とてもポジティブで楽観的な見方。

 

見えるもの、5感で感じること、

あるがままで、そこに生きる。

快楽主義ではなく、人生を楽しむ、

人の生き方を説く。

 

死んだら終わり。

死んだら、すべてが無になる。と

そんなことは言っていない。

 

私も同じ意見。

死んだら終わりとは思わない。

そもそも、生きている現実、

それ自体、無我なのだから、

死ぬことはありえない。

 

私がいないのだから、

私が死ぬことはありえない。

 

さらに、私の実感では、

死はとても気持ちいいことになる

という予感。

 

死は、生に対する最後のご褒美。

自我という牢獄からの解放。

 

たぶん、最高の救いではないだろうか。