午前中の散歩で、同級生とおしゃべり。
定年後の楽しみは、時代小説と一人旅という。
話のついでに
死について考えないのか、尋ねてみた。
考えても仕方ない。
なるようにしかならない。
という答え。
普通の人の感覚だろう。
私は若い頃から、生きるとは何を
考え続けてきた。
当然、死を考えざるをえない。
自然ないきさつ。
考えても仕方ない、というのは、
何か、なさけない。
それとも、悟りの境地か。
すべてが空なら、それもありえるか。
私は、死が空とは思わない。
Quoraの質問で、
生きているだけで丸儲け。は本当ですか。
というのがあった。
私の回答は、
生きているだけで丸儲けなら、
死んだら、さらに、丸儲け。となる。
と書いた。
死んだら、生きているという苦しみから解放される。
私という狭い牢獄に閉じ込められる拷問からの解放。
死ぬだけで丸儲けだと、私は思う。
たぶん、こんなことを思う人は、
少ないだろう。
この世は天国で楽園というのが、
私の現世観。
しかし、天国も退屈になるかもしれない。
人であることの限界から抜け出せない。