今日のテーマは、かなり難しい問題。

 

世の中で生きる人は、いろいろ。

頭脳明晰で頭が良いと言われる人もいる。

また、反対に平凡で愚鈍とされる人もいる。

その差や違いを考えてみる。

 

例えば、東大に入る人たち。

一般的にすぐれていると思われている人。

受験に必要な能力については、ある範囲で優秀と言えるかもしれない。

記憶力や数学的な能力など。

しかし、世の中には、多様な能力がある。

リーダーとしての能力でいうと、東大卒が優れているとは言えないだろう。

官僚や政治家を見れば歴然。

 

凡人と見られる人の中にも、キラリと光る人たちがいる。

普通の人は、目立つのを嫌う。

 

一番、分かりやすいのは、

経験を経て、中年になった人で、

善や悪を、一面的に捉える人たちがいる。

 

100%の悪や100%の善があると、信じている人たち。

そういう宗教の信者ならしかたないが。

 

少し生きていれば、中学生でも分かる。

この世には、善や悪というような単純な分け方ができないことが。

 

人は、良いと信じて、平気で悪いことをしたり、

悪いことの中にも、いいことが沢山あったり。

この世は複雑で多様なことが分かる。

 

従って、この世のことは、断定できないことが多い。

大多数は、いくらか良くて、いくらか悪いことばかり。

 

学校の教師が、正しいことだけをしなくてはいけないとなれば、

教師になれる人はいなくなる。

政治家も同じだろう。

 

間違ったことを繰り返しても、

たいがいは許されるのが世の中。

 

間違ったことを繰り返すのが、

普通の凡人と言える。

 

偉人でも間違える、当然。

しかし、偉人は繰り返さないだろう。

たぶん。