私の好きな映画、第一番は「シベールの日曜日」。
「エデンの東」、「ブーベの恋人」、「道」、「ドクトルジバゴ」、「2ペンスの希望」など。
「シベールの日曜」は、私が14歳、1962年のアカデミー賞受賞作。
映画を見たのは高校2年。
主演女優、パトリシア・ゴッジが、すごく印象的。
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/f9ef72faa9ca94c39c3c6f40e43169cb
映画のあらすじは、
パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は戦争中に少女を射撃、戦闘機も墜落。
後遺症で記憶喪失。精神的にも病んでいる。
恋人の愛情も、友人たち(芸術家)の友情も、ピエールを救えない。
ある時、街で女性(パトリシアゴッジ)に出会う。
親から見捨てられて修道院に入れられるところだった。
孤独な二人が、日曜ごとにあいびきするストーリー。
31歳の男性と12歳の女性の恋物語。
「教会の鐘楼の上にある、あの雄鶏を取ってくれたら、
私の名前を教えてあげる」と女性は言う。
結末は悲劇である。
ピエールは変質者扱いされ、警察に射殺される。
高校の私は、この映画に、しびれた。
私の人生を振り返ると、
ピエールの願いの続きを追っているような感じもする。
「シベールの日曜日」のその後が、私の人生かもしれない。