地域福祉を考えてみる。

私の住む地域は、人口約8千。地方都市の街中。

15歳未満の子どもたちが、約900名。

65歳以上の老人が、約3000名。

買物や散歩に出かけても、出会う人は老人ばかり。

働いている老人が約20%。

元気な老人が多い。(約80%は元気という調査)

 

ボランティアに関心がある人は、人口の8%だから、

約600名はいるだろう。

そのうちの大半は、老人。

活動的な老人はすでに、趣味の会などに入っている。

その中で、福祉関連のボランティアをしている人は、非常に少ない。

子どもたちの登下校の見守りなどの活動もあるが、参加者は少ない。

 

地域福祉は、地区社協が中心。

民生委員や福祉委員などの公的組織が、主になって動いている。

 

地区社協は自主財源がほとんどない。

従って活動したくてもできない。

また、ボランティアの支援者も少ない。

要するに、人もお金もない。

これが現実。

 

地域福祉をより充実するには、

人とお金の問題を解決するしかない。

 

人を増やすには、

ボランティアを増やすしかない。

ボランティアをする可能性がある人は多い。

課題はいっぱいある。

 

お金をつくるには、収益事業を始めるしかないだろう。

まさか、行政が支援してくれるはずはない。

市の財政も、緊縮傾向。

 

課題はたくさんある。

買物難民、介護疲れの家庭、子どもたちの貧困。

母子家庭や独居世帯の孤立。

子どもたちの学習支援。

老人も子どもも見守りが必要。

公園などの地域資産の管理。

 

これからの時代、

老人が中心になって、地域の福利向上を目指すしかないのだ。

 

収益事業を始めるには、

マネイジメントや企画できる活動的な人が必要。

また、ボランティアを増やすには、

ボランティアを呼び掛け、多様な人を受け入れ活動を支える人が必要。

そういう人材が地域にいるはずなのだが。