昨日、徳山大学の地域文化講座に参加。
演者は、株式会社まちあい徳山 代表 河村啓太郎氏
https://www.tokuyamap.com/keitaroukawamura/
周南市が支援する、まちづくり第三セクターのトップ。
周南市中心商店街の活性化が、事業目的。
20年前、約450店あったのが、現在約300店に減少。
毎年10店が閉店しているという。
空き店舗率25%とか。
河村氏は、最近5年間で、
120店舗の開業を支援したという実績を強調していた。
昔の商店街は、自分たちの商売がやりやすいことが目的。
各店が儲かればよかった。
今、まちづくりの目標は、
まちの発展と魅力づくり。
そのためには、ものづくりのユニークさがある人を求めているとか。
4年後に完成する再開発で、
新たに50店舗が加わり、合計300店舗の商店街となる。
郊外の大規模店に対抗できる商店街を予測しているようだ。
当市は毎年1000名の人口減が続いている。
コンビナートの従業員も、多い時は約2万人。
現在、約1万人に半減。
今後もこの傾向が続くだろう。
先進国はどこも、製造業関連の人が減っている。
ロボットとAIで人手が不要になりつつある。
だから、サービス業中心のまちづくりに転換。
衣食住の快適さ、便利さ、安価さが地域価値になる。
だが、一番大事なのは、
教育、子育て、医療、介護などの福祉関連。
こちらの方が、
まちづくりの重点になりつつある。
中心市街地活性化は
教育、子育て、医療、介護、福祉関連の
ユニークな試みを沢山つくることだと思う。
それが、未来を見すえた、まちづくりになると
私は思う。
美味しい店やシャレた店をつくるよりも、
地域社会で料理の得意な人が声をかけて、
子どもたちを遊ばせながら、一緒に食事しておしゃべりする。
そういう地域社会こそ、目指して欲しいと願う。
暗記など受験勉強中心ではなく、
個性を伸ばす優れた指導ができる塾やフリースクールなどが
駅周辺に集まれば、多様な個性の子どもたちが市外から集まってくるかもしれない。