今朝の新聞、障害児教育に取り組んでいる塾についての記事があった。

ダウン症や自閉症、学習障害などの児童の教育。

それも35年前から。

 

35年前と云えば、

自閉症は、治療不能、もちろん、学習などありえない。

どうしようもない病、と、自閉症の専門家が講演で断言していた。

(私はその講演のテープ起こしを担当)

 

それからの変化が著しい。

自閉症でも、学習して言葉を話せるようになる。

社会生活もおくれる。

音楽など特殊な技能を発揮する人がいる。

ありえない進歩。

 

記事の塾では、こういう子どもを教えている。

障害児の学習意欲は、普通の子と同じだという。

ただし、現在の学校も教育も、

障害児を教えようとする気持ちがない。

 

普通の子は、学校教育を続けると

だんだんと意欲がなくなっていく。

その最大の原因は、

一定の狭い基準で成果を求める。という教育方針がある。

その基準に不満がある子どもたちは、落ちこぼれていく。

 

教育は、多様な個性をもった子どもたちに対して、

その子に適した学びを支援するものでなくてはいけない。

だから、一斉授業のような形式では、不可能。

個別の対応が基本となる。

 

今の学校は、管理中心の学校運営。

これでは、教育とはなりえない。

早く、それに気付かないといけない。