昨日、里親制度説明会に出かけた。
児童相談所&市の次世代支援課が開くもの。
約1時間。
参加者は一般が約10名、職員が約10名。
最初に、里親制度説明のDVDを視聴。
里親が数家庭出演していた。
次に職員の説明。
最後に、里親経験者の体験談。
ネットの友人に里親を実践している方がいて、色々と教えてくれる。
今の日本社会、親に見捨てられた子どもは多い。
里親の重要性は良くわかる。
制度の説明を聞いて、
週末や夏休みだけ、あずかる制度があると知った。
これなどは、
普通の家庭でも受け入れやすいのではなだろうか。
もちろん、事前の準備は丁寧になされる。
子どもと里親との相性もある。
顔合わせなども行われる。
里親になるのは、養子縁組とは違う。
親の病気などで一時的あずかりもある。
2年未満が61%とあった。
私の家も、
もう少し体力に自信があれば、可能なのだが。残念。
子育てはむずかしい。
自分が何者かよく分からぬ親が子供を育てるのだ。
ひたすら、愛情を注げば子どもが育つのだが。
今の日本社会、親たちのこころにゆとりがない。
親の都合を優先させる親が多い。
特に、障害を持つ子の場合は、親の大きな愛が必要になる。
昔の地域社会は、
子育ては親だけに任せたりしなかった。
地域社会で子育てするのが当たり前だった。
爺さん婆さんを含めて、多くの大人が子供にかかわってきた。
事情で子どもを育てられない親が増えている。
児童福祉施設に入っている子どもは約4万5千人。
施設に入ると、職員は少ないから、
ひとり一人を丁寧にみることはできない。
夜間などは、職員一人で多人数をみることになる。
一人でも問題児がいれば、他の子は放置となりやすい。
普通の子どもには、親が必要。
理想の親(稀だが)は、子どもを誰より深く支える。
たとえ、殺人して、世間全体を敵に回しても、熱愛と親バカを貫く。
ただし、こういう親に育てられたら、親を悲しませることはしないだろうが。
理想の親なら、自分のことよりも子ども中心に考える。
しかし、現実、理想の親は少ない。
親に代わり、周囲の大人が、子育てしないといけない。
実の子を育てるのさえ、親だけでできない時代。
多くの大人たちが関わらないと、良い子育てはできない。
里親の理念は、こういうことだと思う。
親に代わり、子育てする。
良い親子には、血のつながりは不要。
信頼関係があれば、それで充分。
信頼されているという実感や思いがこころに育てば、
子どもは自己肯定感ある大人に育つ。
子育て・教育・福祉は地域社会の責務なのだ。
子どもを育てるのは、家庭よりも地域社会が第一に責任があると、
私は思う。