トランプさんのニュースが多い。

今、世界の中心にいる人物。

 

やっていることがおもしろい。

理性的だとは思えないが、

こんなこともできるんだと、感心する。

 

トランプさんの考えの軸は、

もうけ、損得、自己愛だろう。

得になるなら、何でもやる。

善悪・正義・真実、そんなものは糞くらえ。

根っからの商売人。

 

トランプさんのこころに存在しないこと、

それは、「愛」や「生きるとは何か」、「人間とは何か」

「よく生きるとは何か」などだろう。

世界を救うとか、人類世界の未来とか、理想とか、人権とか、

そういう屁理屈は、トランプさんにはない。

 

「人は皆同じ、お金が好き、面白おかしく生きればいい」

それが、トランプさんの哲学ではないか。

普通の庶民と同じではないか。

 

だが、トランプさんがやることは、

妙にツボにはまっている。

経済戦争、これがいい。

私は、評価する。

 

今の世界、本当におかしい。

世界のGDPをはるかに超えるお金が動いている。

投機マネー。

例えば、為替取引、

数%がほんものの取引。

95%以上が、お金だけのゲーム。

これが許されている世界。

それが現実。

 

関税を上げ、アメリカの経済力を見せつける。

軍事力も他国を寄せ付けないほどに、お金をつぎ込む。

アメリカの赤字など、どうでもいい。

ドルを印刷すればOK。

 

トランプさんがあと6年続くと。

アメリカのドルは相当なダメージだろう。

同時に、中国の元も危ない。

日本の円も当然ながら、危ない。

ひょっとしたら、円の破綻から始まるか。

 

トランプさんは、どこかで戦争を始めて、

危機を乗り越えたいと思うかもしれない。

だが、それは、無理だろう。

さすがに、アメリカの世論が許さない。

 

トランプさんなき後の世界。

これが楽しみだ。

 

経済戦争は止めましょう。

一国だけの繁栄はやめましょう。

税も経済ルールも世界共通の公平にしましょうという

国際世論の高まりで、

やっと、世界は落ち着くのではないだろうか。

 

ドルと元と円の同時破綻への対応から、

世界共通通貨への道も開けるかもしれない。

 

今よりも、もっとマシな経済世界ができる可能性もある。

 

トランプさんは、その引き金になるかもしれない。

そういう意味で、

トランプさんも、いいことをしているかもしれない。

神の使いかもしれない。