いよいよ8月。
真夏は私の好きな季節。
昨日、一階の机を二階に運んだ。
中身をからにして階段で。
夫婦で持ち上げたが、やっと。
机の移動も、これが最後かと感じた。
身辺整理を進めている。
本などは捨てすぎて、
同じ本をまた購入しているが。
アルバムなど見ることも増えている。
こんなにいっぱい、人生で、
良い思いをしてきたのか、と
自分のことながら、
うらやましい嫉妬を感じる。
今後の人生は、
できるだけシンプルにいかなくてはいけない。
外出もひかえたい。
すでに買い物、散歩、図書館以外に出ることはないが。
それでも月に数回は、会合に出ている。
これぐらいが一番いい。
今、「人体 600万年史」を読んでいる。
ヒトの祖先は、密林で暮らすサルと同種。
食べ物は主に、木の実など繊維類。
栄養分が少ないから、睡眠時間以外は、
一日中、噛んでいなくてはいけない。
草食動物も一日中、咀嚼している。
石器を使うようになり、
食べ物を小さく砕いて食べるようになった。
これで、噛む時間が半減したらしい。
生肉なども、小さく切らないと、
食べるのはたいへん。
噛む時間が減り、歯と腸は衰えたが、
その分の栄養が、脳の発達に回ったようだ。
食料のうち、肉の割合が次第に増えていく。
草原での狩りが上手になっていった。
ヒトの狩りは、独特。
肉食獣の走るスピードはすごい。
歯や腕や爪の力もすごい。
ヒトにそんな能力はない。
むしろ、ヒトは肉食獣のえさ。
肉食獣は汗腺が発達していない。
だから、日中や長時間の狩りはできない。
ヒトは肉食獣がいない炎天下で動く。
ヒトは汗腺が発達している。
さらに、ヒトは長時間の持久走ができる。
ヒトの持久走はカロリー消費があまり大きくならない特徴がある。
人体発達の特殊性。
四つ足動物は普通、あえぐように息をして体温を下げる。
しかし、少し早い走り(ギャロップ)では、あえぐ呼吸は起こらない。
そこで、ギャロップで長い間走るとどうなるのか。
体温が上昇して倒れる。熱中症・熱射病になる。
そこで刺し殺す。
それがヒトの狩りの仕方。
動物を熱中症にして殺す。
それがヒトの狩りだったという。
今、ヒトが熱中症になるのは、
おもしろい因縁かもしれない。