団塊の世代、約800万人(昭和22~24年の3年間の出生数)
戦後に故郷復帰した兵士たちが約600万人以上いた。
その子どもたちが多い。
私もその一人。
この世代は、戦後の食糧難を経験しているが、
戦後の混乱がおさまる頃、義務教育を終えた。
高度成長の恩恵を受けた世代。
20世紀の間は、順調に収入も増え、
国民総中流の平和を謳歌した。
21世紀に入り、国の財政難から
年金減をまともに受けている。
しかし、総体的にいい思いをした世代。
この世代、学生時代は政治に関心をもっていたが、
就職と同時に、お金に心を売った人が多数派。
エコノミックアニマル。
従って、良い政治家はいない。
現在の日本政治の停滞も、
この世代が、一番の責めを負うべきかも。
さて、この世代、
あと20年もすれば、
大半が消えるだろう。
残されるのは、
巨額の借金。国の負債。
私の予想。
あと5年で、緊縮財政が始まる。
社会保障関連の支出は半分になる。
医療費の自己負担は5割か。
公務員も半減。
地域のことは地域で責任をもってやりなさい。
となるだろう。
地域のこととは、
教育、医療、雇用、福祉が含まれる。
生活にかかわりのある全て。
教育。
正規の教員は半分になるので、
地域のボランティアの支援を受けざるをえない。
医療も福祉も同様。
雇用の面倒も、地域社会で手当てしないといけない。
要するに、
自立できない地域社会は、
さびれて、人が逃げていくだろう。
たいへんな時代。
だが、私は、とても希望がもてる時代だと思う。
本来、地域に生きる人々は、
自分たちの生活は、自分たちで守り発展させるのが当然のこと。
魅力ある地域を創出するのも当然の仕事。
税も自分たちで集め、
その使い道も自分たちで決める。
当然のこと。
国に頼るのは、筋違いの時代となる。
地方交付金もなくなる。
国の仕事は、
借金の返済と、
地域社会の力ではできない、広域の
安全安心のセフティーネットをつくること。
警察、治安、司法、円価値の維持くらいか。