今朝の新聞、
金融庁の調査結果がおもしろい。
国内29の銀行への調査で、
投資信託購入の顧客の46%が運用損益がマイナス。
今年3月末の運用成績。
株価が上昇基調で比較的に損をしにくい環境の中にある
にもかかわらず、
多くの人が損をしていたことになる。と書いてあった。
話題は変わる。
パチンコなどのギャンブルで、人を依存症にさせるには、
10回に一回くらいの確率で、ランダムに報酬を与えるのが一番有効だと言われている。
時たま、ドカンと儲けさせる。
成功体験の快感を程よい間隔で与える。
90%は損をしても、時たま大勝したような満足感の錯覚を与える。
通算すれば、損の方が大きいが、
人はいい夢にすがりついて、現実を見ようとしない。
パチンコと違い、株式市場はギャンブルではない。
余って使い道のないお金を、
世の中に役立つ企業へと回す仕組み。
投資は原理的に、
利益を生み出すのが目的ではない。
お金の有効な使途を探すことにある。
利益は生まないかもしれないが、
社会的に価値のある仕事をしている企業にお金を使ってもらう。
新しいチャレンジをする若者への支援と同じ理念。
もし、利益が出るなら、
予想外のオマケだろう。