誰かのブログを見ていたら、
久しぶりに愛について書きたくなった。
先ほど、愛とは何だろう、と妻に問うと。
「いつも一緒にいたい」気持ちだという。
女性と男性では、感じ方がまるで異なる。
愛は、人類の永遠のテーマ。
私も高校の頃に思った。
「人生とは何か」を知りたいと。
たぶん、人生の中で、
最大のテーマは愛だろう。
私の場合は、もう一つ大きなテーマ。
世の中を変えること。
71年の人生であれこれしたが、
こちらの方は、かなり難しい。
しかし、世の中を変える以上に、
愛も難問。
悩むに値する魅惑的なテーマ。
量子力学に匹敵するワクワクさ。
生きるということの半分は、
愛に関わることだと、私は思う。
仕事や働くことは、愛に比べれば、
随分ちっぽけ。
たぶん、どうでもいい、何でもいい。
これは、私の人生経験からの結論だが。
愛について考えると、
セックスや性についても考察しなくてはいけない。
こころと肉体は、切り離せない。
若い間は、
セックスの経験がないので、
愛を観念的にとらえる。
美しい幻想を抱く。
当然、当初の幻想は壊れる。
しかし、もっと、あざやかで、魅惑的な幻想が取って代わることもある。
私の場合は、そうだが。
幻想は一生続く。たぶん、死ぬまで。
幻想を抱き続けるのはとても幸せなことだ。
私の経験から言えること、
セックスと理性の混じった愛は、
ひとがコントロールできるものではない。
多くの人が、精神的な病に陥る。
中には、自殺にまで至る。
田村隆一の「我が秘密の生涯」ではないが、
私の愛の遍歴も、変わっている。
愛は、荒れ狂う暴風。
幸せな結婚や性生活を、生涯、満ち足りておくる人は稀だ。
挫折や失望が普通。
中には、一生、倒錯した病的な偏執に悩まされる人もいる。
思春期に自分が男性である面を肯定的に受け止め、
かつ、自己の能力に自信がある男なら、普通、
愛が欲しいとは、感じないだろう。
なぜなら、女性を崇める気持ちが強い。
女性は、女神なのだ。
女性を愛する、好きになる、あこがれるのは、
自然なこころ。
女性から愛されるかどうかは、別の次元の話になる。
片思いは、普通のコース。
女性の場合は、少し違う。
男の誘惑に簡単に乗っていたのでは騙される。
良い男は見つけられない。
男が、調子いいことを言って、口説いてきても、
軽くかわすのが女。
いい男をゲットするには手練手管が必要。
男は沢山の女に手を出すが、
女は、選ばなくてはいけない。
選ぶのは女の方。
男が欲しいのは、女だが、
女は、愛では満足しない。
愛ではなく、確かな結婚、子どもたち、しっかりした家庭。
将来の安定。
男と違い、女は現実的、未来を見ている。
男は、現在だけを求める。
男の愛は普通、せつなく、はかない。
男はドンファンであり、ロマンティスト、ないものを求める。
今回は、一般的なことを述べた。
このシリーズはしばらく続けようと思う。
私の過去のブログでもいくつか愛を取り上げている。
下記はその一つ。
愛とはなんだ